Page 758 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼【新刊読み物】リンゴの丘のベッツィー ぐりぐら★WYN-1039 09/2/5(木) 9:01 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 【新刊読み物】リンゴの丘のベッツィー ■名前 : ぐりぐら★WYN-1039 ■日付 : 09/2/5(木) 9:01 -------------------------------------------------------------------------
『リンゴの丘のベッツィー』 ドロシー・キャンフィールド・フィッシャー作 多賀京子訳 佐竹美保絵 徳間書店 2008.11 生後まもなく両親を亡くしたベッツィーは、町に住むおばさんに大切に育てられた。ところが、ベッツィーが9歳になったある日、一緒に住んでた大おばさんが病気になった。急遽ベッツィーは農場に住む別の親戚のもとへ預けられることになる。その人たちは、おばさんから「ひどい親戚だ」と常々聞かされていた相手だった。だが、実際に行ってみると……。 ベッツィーを愛する気持ちは、町のおばさんも農場のおばさんも変わらない。その表現方法が違うだけだ。保護されることに慣れきっていたベッツィーが、新しい出会いをして自分で考え、自分で動くようになっていくのを見て、子どもにはこういう経験が大切なのだとしみじみ思った。子どもの考える力、決断する力を大切にしたいなと思わせてくれるとてもいい作品だった。 まるで『大草原の小さな家』を彷彿させるような、心温まる作品です。アメリカでは何度も復刊され、世代を超えて読みつがれているそうです。日本でも、戦後まもなく一度出版されたとか。子どもだけでなく、大人にもぜひ読んで欲しい物語です。 ぐりぐら★WYN-1039 <ZonchBrowserPro@eaoska234212.adsl.ppp.infoweb.ne.jp> |