Page 1464 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼【新刊読み物】『希望の海へ』 みちこ(WYN-1057) 14/10/2(木) 7:34 ┗Re:【新刊読み物】『希望の海へ』 モリー(WYN-1059) 14/10/10(金) 12:06 ┗Re:【新刊読み物】『希望の海へ』 みちこ(WYN-1057) 14/10/11(土) 22:49 ┗Re:【新刊読み物】『希望の海へ』 ワラビ 14/10/19(日) 13:18 ┗Re:【新刊読み物】『希望の海へ』 みちこ(WYN-1057) 14/10/19(日) 21:20 ┗Re^2:【新刊読み物】『希望の海へ』 SUGO 14/10/21(火) 15:01 ┗Re^3:【新刊読み物】『希望の海へ』 SUGO 14/10/24(金) 17:45 ┗Re:Re^3:【新刊読み物】『希望の海へ』 みちこ(WYN-1057) 14/10/25(土) 16:03 ┗Re:Re^3:【新刊読み物】『希望の海へ』 ワラビ 14/10/25(土) 19:56 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 【新刊読み物】『希望の海へ』 ■名前 : みちこ(WYN-1057) ■日付 : 14/10/2(木) 7:34 -------------------------------------------------------------------------
みなさま、 読書月間が始まりました。今年もこの機会にたくさん読もうと思います。 やまねこ賞読み物部門対象作品です。 『希望の海へ』2014.07 マイケル・モーパーゴ作/佐藤見果夢訳/評論社 ISBN: 978-4566024496 "Alone on a Wide Wide Sea" by Michael Morpurgo 第2次世界大戦後、たった1人でオーストラリアに送られたイギリスの戦災孤児アーサーの物語が、本人の回想で語られます。農場で奴隷のように働かされた地獄のような日々、仲間と一緒に逃げ出した先でやさしい女性と過ごした時期、小型造船所で働いた時期……。幸せだった時期もあるけれど、過酷な運命をたどり、たくさんの悲しみを抱えて生きてきた。そんなアーサーの、大切な人たちを思う気持ちの一途さに、激しく胸を打たれました。 オーストラリアやニュージーランドに送られ、ひどい待遇を受けたイギリス人孤児がいたことは知っていたのですが、その人数の多さと、実際は孤児ではない子どもまで送られていたことなどは、本書の訳者あとがきで初めて知りました。このように、あまり語られてこなかった問題を物語に織り込んで伝えるって、とても価値あることだと思います。そういった作品をたくさん発表しているマイケル・モーパーゴのすごさを実感しています。私は10作品も読んでいないのですが、シンプルで短めの作品の中で、事実を伝えると同時に気持ちもぐっと引きつけるところがすごいと思ってきました。 本書に関しては、300ページとどちらかというと長めで、後半は語り手が変わる2部構成をとり、舞台は広い広い海へ、そして宇宙へまで広がるというスケールの大きさ。悲しい歴史を題材にして、現実から離れないままこんなにすばらしい作品に仕上げているモーパーゴの筆力に感動しました。「想像の翼を広げる」って、こういうことかなと思います。まさにストーリーテラー! なんて、いまごろ気づいたのかと言われそうですね(^_^;)。既訳の作品、片っ端から読まなければ! みちこ(WYN-1057) <Mozilla/5.0 (Macintosh; Intel Mac OS X 10.6; rv:32.0) Gecko/20100101 Firefox/3...@FL1-133-202-107-198.tky.mesh.ad.jp> |
みちこさん、みなさま こちら、わたしも読みました。 児童移民のことはお恥ずかしながら全く知らなくて、読み進めながら驚いてしまいまた。第2次世界大戦後に、こんなことが実際にあったなんて……。 >あまり語られてこなかった問題を物語に織り込んで伝えるって、とても価値あることだと思います。そういった作品をたくさん発表しているマイケル・モーパーゴのすごさを実感しています。 本当にそうですよね! 物語という形だからこそ、こどもにも手にとってもらいやすいですし。 モーパーゴの引き出しの多さには、いつも驚かされます。本当にすごいです!。 モーパーゴの作品には動物が関わるものが多いと思うのですが(わたしが手にとった作品が偶然そうなのかもしれませんが)、野生の動物に対するモーパーゴの信念のようなものが本作に描かれているように感じて、興味深かったです。「飼い馴らす」ことについて、考えさせられました。 こちらのモーパーゴ作品リストを見ると、まだまだ読んでいない作品がたくさんです。わたしも既訳作品、読もうと思います^^ ttp://www.yamaneko.org/bookdb/author/m/mmorpu_j.htm (urlの先頭にhをつけてください) モリー(WYN-1059) <Mozilla/5.0 (Windows NT 6.0; rv:32.0) Gecko/20100101 Firefox/32.0@p1066-ipbf2608hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp> |
モリーさん、 レスありがとうございます! >モーパーゴの作品には動物が関わるものが多いと思うのですが(わたしが手にとった作品が偶然そうなのかもしれませんが)、野生の動物に対するモーパーゴの信念のようなものが本作に描かれているように感じて、興味深かったです。「飼い馴らす」ことについて、考えさせられました。 そうですよね。 実は昨日今日で、最初の邦訳作品『子ギツネたちのゆくえ』(沢登君恵訳/ぬぷん児童図書出版)を読んだのですが、これもまさに「飼い馴らす」ことについて、考えさせられる話で、心を動かされました。 >ttp://www.yamaneko.org/bookdb/author/m/mmorpu_j.htm >(urlの先頭にhをつけてください) 会員の私がいうのもナンですが、やまねこのリスト、充実してますよね。この邦訳リスト、下から順に読んでいきたいと思います〜。上の方はけっこう読んでるかな。 みちこ(WYN-1057) <Mozilla/5.0 (Macintosh; Intel Mac OS X 10_6_8) AppleWebKit/534.59.10 (KHTML, l...@FL1-133-202-107-198.tky.mesh.ad.jp> |
▼みちこ(WYN-1057)さん、モリーさん 資料室のリストの紹介、ありがとうございます。嬉しいです〜。 モーパーゴは、多作なので、原書のほうまで追い切れず、 邦訳の下に、最近の原書のタイトルを並べるという特殊な形になっています。 『希望の海へ』、一気読み! モーパーゴおじさんの筆力に脱帽! 読ませますね〜。 オーストラリアの奥地へ、シドニーの港へ、そして太平洋の海へと、心が飛んでいき しばらく戻ってこられませんでした。 海への思いが形作られていく様子が、ていねいに描写されていていますね。 海が好きな大人にもおすすめです。 ワラビ <Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; WOW64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chr...@180-042-178-018.jp.fiberbit.net> |
ワラビさん、 読まれたのですね。うれしいです! >『希望の海へ』、一気読み! >モーパーゴおじさんの筆力に脱帽! 読ませますね〜。 >オーストラリアの奥地へ、シドニーの港へ、そして太平洋の海へと、心が飛んでいき >しばらく戻ってこられませんでした。 おお〜! それこそ読書の醍醐味ですよね。読み終わったあと余韻にひたる幸せ! リストの更新、いつもありがとうございます。 みちこ(WYN-1057) <Mozilla/5.0 (Macintosh; Intel Mac OS X 10_6_8) AppleWebKit/534.59.10 (KHTML, l...@FL1-133-202-107-198.tky.mesh.ad.jp> |
みちこさん、モリーさん、ワラビさん、 ようやく図書館から借りたところでまだ読んでいないのですが、児童移民をテーマにした物語だったのですね! この問題に関しては「オレンジと太陽」という映画を観て衝撃を受け、原作の『からのゆりかご―大英帝国の迷い子たち』(近代文藝社)も読みました。読み終えましたらまた感想を書き込みます〜 SUGO <ZonchBrowserPro@ntymgt012093.ymgt.nt.ngn2.ppp.infoweb.ne.jp> |
みちこさん、みなさま 読みました〜作品としてよく出来ていると思う一方で、児童移民についての関心が高かったせいか、個人的には少し物足りなかったり気になったりするところが残ってしまい残念です。 主人公の海への思いが強く、舞台としてドラマチックになるだろうと思う一方、生き別れとなった姉に再会する手段として考えるとほかの方法があったのではと……なんてえらそうな辛口コメントですみません。 SUGO <ZonchBrowserPro@ntymgt012093.ymgt.nt.ngn2.ppp.infoweb.ne.jp> |
SUGOさん、 レスありがとうございます。 読むポイントはいろいろですし、自分が期待したものと違うと、評価の高い作品でも物足りなく感じることも多々ありますよね。 > 主人公の海への思いが強く、舞台としてドラマチックになるだろうと思う一方、生き別れとなった姉に再会する手段として考えるとほかの方法があったのではと……なんてえらそうな辛口コメントですみません。 私も後半の最初のほうは、ええ!?と思ったのですが、だんだんと引き込まれていき、物語を語ることのすばらしさに魅了されました。 映画「オレンジと太陽」も見てみたいです。 みちこ(WYN-1057) <Mozilla/5.0 (Macintosh; Intel Mac OS X 10_6_8) AppleWebKit/534.59.10 (KHTML, l...@FL1-133-202-107-198.tky.mesh.ad.jp> |
▼SUGOさん、みちこ(WYN-1057)さん、こんにちは。 そうですね。読む前の気持ちのそういうことはよくあるかも。 私は、児童強制移民の事実を背景にした物語を楽しんだという感じで読みました。 後半の海の場面は、現代になり途中からはがらりと様子が変わった感じを受けたので、 気持ちのバランスを取る必要はあったかな。 私も「オレンジと太陽」を観てみたいですが、この物語を標準にして観ると、 あれって思うかもしれませんね。 ワラビ <Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; WOW64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chr...@180-042-178-018.jp.fiberbit.net> |