過去ログ

                                Page    1461
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   通常モードに戻る  ┃  INDEX  ┃  ≪前へ  │  次へ≫   
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ▼【新刊読み物】『メッセンジャー 緑の森の使者』  SUGO 14/10/22(水) 11:11

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : 【新刊読み物】『メッセンジャー 緑の森の使者』
 ■名前 : SUGO
 ■日付 : 14/10/22(水) 11:11
 -------------------------------------------------------------------------
   
『メッセンジャー 緑の森の使者』
ロイス・ローリー作/島津やよい訳/新評論/2014年9月10日

「ギヴァー」シリーズ3作目です。『ザ・ギバー―記憶を伝える者』が刊行されたのが1995年、その5年後に出版社を変え新訳で『ギヴァー 記憶を注ぐ者』が、続刊の『ギャザリング・ブルー 青を蒐める者』が刊行されたのが2013年。そして今回の作品のあと、『SON(息子)』で本シリーズは完結されるそうです。

 今回は前作に登場したマティのその後が描かれています。相互扶助的な平和な「村」にキラの父親とともに暮らし、マティは人びとが恐れる「森」へ自由に出入りしては自分の役割を果たします。ある日、自分に備わっている能力に気づき戸惑うマティ。キラと同じように特殊な能力がある人は村にもいますが、それがどんな意味を持つのかはマティには分かりません。
 けれど、これまでにない不穏な空気が村に流れ、人びとが変わってしまったとき、マティは重要な役目を果たすために森を抜けることに。けれど森がマティに対しても敵意を持つようになってしまい……。

 子ども向けか疑問に思うほどハードではありますが、いろいろと考えをめぐらせながら読ませる作品なので、中高生に勧めたいです。読み終えてすぐに、『SON(息子)』を読みたくなりました!

SUGO


<ZonchBrowserPro@ntymgt012093.ymgt.nt.ngn2.ppp.infoweb.ne.jp>
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━    通常モードに戻る  ┃  INDEX  ┃  ≪前へ  │  次へ≫    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━                                 Page 1461