Page 1346 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼【新刊絵本】ブラック・ドッグ ちゃぴ(WYN−1026) 12/9/24(月) 6:41 ┗【グ賞SL】ブラック・ドッグ ワラビ 13/4/2(火) 23:18 ┗Re:【グ賞SL】ブラック・ドッグ コアラン 13/4/17(水) 9:02 ┗Re:【グ賞SL】ブラック・ドッグ モーモー(WYN-2271) 13/4/17(水) 15:48 ┗Re:【グ賞SL】ブラック・ドッグ ワラビ 13/4/17(水) 18:13 ┗Re:【グ賞SL】ブラック・ドッグ ロールちゃん 13/4/23(火) 20:33 ┗Re^2:【グ賞SL】ブラック・ドッグ ちゃぴ(WYN−1026) 13/4/24(水) 11:04 ┗Re:Re^2:【グ賞SL】ブラック・ドッグ ワラビ 13/4/25(木) 19:20 ┗Re^3:【グ賞SL】ブラック・ドッグ MOMO 13/6/4(火) 11:47 ┗Re:Re^3:【グ賞SL】ブラック・ドッグ Chicoco 13/6/5(水) 14:41 ┗Re:Re^3:【グ賞SL】ブラック・ドッグ>受賞しました! ワラビ 13/6/19(水) 21:47 ┗【グ賞SL】ブラック・ドッグ>メルマガのレビュー ワラビ 13/7/19(金) 13:32 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 【新刊絵本】ブラック・ドッグ ■名前 : ちゃぴ(WYN−1026) ■日付 : 12/9/24(月) 6:41 -------------------------------------------------------------------------
みなさま 絵に惹かれました。ぜひ、手にとってみてください。 『ブラック・ドッグ』 "BLACK DOG" レーヴィ・ピンフォールド (Levi Pinfold)作 片岡しのぶ訳 光村教育図書 ISBN 978-4-89572-844-7 本体価格 1400円+税 ある朝、林の中の一軒家。一匹の黒い大きな犬がやってきて、家の前にいすわった。犬はどんどん大きくなっていく。もしかして伝説の「ブラック・ドッグ」?! 家族はおびえて震えあがり、閉じこもった。でも、ちっちゃな末っ子は、犬の正体を確かめるために、外へ飛び出した――。 家の外で、どんどん大きくなっていく犬――なんという不気味さでしょう!! そのぞくぞくする不気味さを、立体感と質感があり、細部までリアルな絵が、感じさせてくれます。 表紙カバーには、雪が舞い、寒々した林のなかの一軒家。家の前には小さな子がいて、その前にはとんでもなく大きな足跡がひとつあります。表紙カバーを外してみると、林からとつぜん家が消えます。なにか起こりそうな予感に胸がドキン。林の中には、普通の大きさの動物の足跡が奥まで続いています。表紙を開けると、見返しは、シミのある黒い壁を思わせ、その見返しををめくると、また寒々しい林が現れます。さらにめくると中表紙にあの一軒家が……足跡は家の前まで続いています。ここまでで、すでに読み手の中には物語世界の長い時間が流れ、読み手はすうっとその世界に引き込まれています。ページをめくると、いよいよ本格的に物語がはじまります。 前半、右ページに描かれた家の中には、不穏な雰囲気が漂っています。時々窓からちらりと一部だけ見える犬の姿が不気味です! 左ページに窓のように並ぶ、セピア色の小さな絵が、家の内外の様子を伝えます。大きくなる犬、あわてふためく家族たち……ほんとうに恐ろしいことです!!。 この恐ろしさのクライマックスは、末っ子と犬の対面でしょう。見開きページほぼいっぱいに描かれた犬は、鼻と目がぎょっとするほど大きくて、犬というより怪物。その前に豆粒みたいにちっちゃな末っ子が……。息をのまずにいられません。 でも、その次のページから、末っ子の胸をすくような活躍が始まります。 小さな読み手は、この絵本をどんなふうに読むでしょう。大きくなっていく犬はとても恐ろしいに違いありません。その犬に一人、平ちゃらで立ち向かっていく、自分と同じくらい小さな末っ子に同化し、大きな勇気をもらい、その大活躍を大喜びするでしょう。 得体のしれないものへの恐怖は、どんどん膨れ上がるもの。でも実際には根拠がなくて、なんでもないこともよくあることです。勇気をもって、自分の目で確かめなさいと、作者は末っ子の勇気ある行動を通して伝えようとしています。 作者は、この作品が2作目。1作目ではブックトラスト賞幼年部門新人賞を受賞した、期待の新人です。この絵本でも、ストーリーに沿った絵が、輝かしくて繊細、不気味でユーモラス。本当に素晴らしく、何度でも見たくなり、見るたびに新しいものを見つけます。ぜひ、何度も読んで(小さな子には読んであげて)ください。 ☆光村教育図書HP ttp://www.mitsumura-kyouiku.co.jp/ *上のURLへ飛ぶときは、 コピーして頭に h を加えてください。 ちゃぴ(WYN-1026) <ZonchBrowserPro@catv-218-228-80-227.ctk.ne.jp> |
▼ちゃぴ(WYN−1026)さん、みなさん、こんんちは。 >『ブラック・ドッグ』 >"BLACK DOG" > レーヴィ・ピンフォールド (Levi Pinfold)作 > 片岡しのぶ訳 > 光村教育図書 ちゃぴさんのご了解をいただいて、ツリーを、カ・グ賞読もう会のツリーに 変えさせていただきました。 『ブラック・ドッグ』の感想はこちらにお願いします。 不思議なパワーに満ちた本ですね。 個性的な人物や家の描写と、写実的な森の描写が、とても印象的でした。 ぶくぶくに着込んだ末っ子なんか、ちょっと「こびとづかん」っぽいです。 > 作者は、この作品が2作目。1作目ではブックトラスト賞幼年部門新人賞を受賞した、期待の新人です。この絵本でも、ストーリーに沿った絵が、輝かしくて繊細、不気味でユーモラス。本当に素晴らしく、何度でも見たくなり、見るたびに新しいものを見つけます。ぜひ、何度も読んで(小さな子には読んであげて)ください。 そう、何度も手にとってしまいますね。 ワラビ(wyn-1001) <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; GTB7.4; .NET C...@180-042-178-010.jp.fiberbit.net> |
ちゃぴさん、ワラビさん、みなさん、こんにちは。 私も読みました。 不気味な感じがたまりませんでした。 末っ子がブラック・ドッグと対面するところの迫力といったら! 家の中の様子なども細部まで凝っていて、じっくり見るとおもしろかったです。 >ぶくぶくに着込んだ末っ子なんか、ちょっと「こびとづかん」っぽいです。 確かに! 可愛いらしさとは違う、不思議な魅力がありますね。 >> 作者は、この作品が2作目。1作目ではブックトラスト賞幼年部門新人賞を受賞した、期待の新人です。 1作目がどんな本なのか、興味あります。 コアラン <Mozilla/5.0 (compatible; MSIE 9.0; Windows NT 6.1; WOW64; Trident/5.0)@119-171-2-122.rev.home.ne.jp> |
ちゃぴさん、ワラビさん、コアランさん、みなさん、こんにちは。 『ブラック・ドッグ』、わたしも読みました。 ググッと引き付けられる絵本ですね。 怖さがどんどん盛り上がっていって、ピークに達したあと、実は怖くないということが段々わかってきて、最後はみんなでホッと安心。 読者も一緒に安心しつつ、こういうことってよくあるかも、と自らを振り返りながら、末っ子チャイの勇気に拍手を送りたくなります。 リアルすぎる絵が、怖さとおかしさを倍増。 あわてふためくパパとママの姿が、怖いんだけど、おかしくていいですね。 色合いも独特です。 パパが登場するときの部屋は青が基調、ママのときはオレンジ、姉のときは黄色、兄のときは緑、そしてチャイは鮮やかな黄色のジャケットに緑のブーツ姿で、サーモンピンクの家の前に立ちます。 そして、一面真っ黒なブラックドッグ……。 家の中の細かい描写も楽しいですね。 緑のタコ人形が、いろんなページのいろんなところに登場したりして、作者の遊び心が感じられます(よかったら探してみてください)。 ほんとうに何度も楽しめる絵本です。 モーモー <Mozilla/5.0 (compatible; MSIE 9.0; Windows NT 6.1; WOW64; Trident/5.0; YTB730)@p8083-ipbfp703osakakita.osaka.ocn.ne.jp> |
▼ちゃぴさん、コアランさん、モーモーさん、みなさん、こんにちは。 作者について、ブックトラストのサイト内に、詳しい紹介がありますね。 ギャラリーとなっていて、絵本の中の絵も見られます。 ttp://www.booktrust.org.uk/books-and-reading/children/illustrators/illustrators-gallery/11 1作目も、おもしろそう。 >家の中の細かい描写も楽しいですね。 >緑のタコ人形が、いろんなページのいろんなところに登場したりして、作者の遊び心が感じられます(よかったら探してみてください)。 いろんなものが描かれていて、「ミッケ」みたいな要素もありますね。 タコ、確かにいました(^-^)v また読み直したら、新しい発見が! 末っ子のチャイは、最初からおきていたのね。家の中では4等身くらいだわ。 ちっちゃいから、チャイ。原書では、違う名前のようです。 ワラビ(wyn-1001) <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; GTB7.4; .NET C...@180-042-178-010.jp.fiberbit.net> |
ちゃぴさん、ワラビさん、コアランさん、モーモーさん、みなさん、こんにちは。 図書館で借りてきて、読みました。 >不気味な感じがたまりませんでした。 >末っ子がブラック・ドッグと対面するところの迫力といったら! ページをめくった瞬間、見開きいっぱいのブラック・ドッグに 思わずドキっとしてしまいました。 それにしても、ブラック・ドッグとともに家に帰ってきたチャイを見て、 家族みんなが隠れ場所から出てくる画がまた面白かったです。 お父さんとお母さんなんて、最後まで鍋だか丼茶碗(?)だかを かぶってましたし。 チャイがかなり勇敢なのか、家族がかなり臆病なのか…。 いろいろな意味で、味わい深い絵本です。 ロールちゃん(WYN-2286) <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; GTB7.4; .NET C...@softbank126026140064.bbtec.net> |
ワラビさん、コアランさん、モーモーさん、ロールちゃんさん、みなさま おお、いつの間にか、ツリーがこんなに伸びていたのですね。 リアルな絵の迫力、色の使い分けなど、改めて見直しました。 タコ人形、何なんでしょうね? お兄ちゃんの部屋のおもちゃたちも結構、笑えますよ。 小学校の子たちに(クラスではなく、昼休みに希望者が十数人くらいです)、読み聞かせしたのですが、絵本を読みだしたとたん、しんとなり、最後までびっくりしたようにみていました。でも、集団の読み聞かせでは、細かいところまでは見られないので、家でじっくり読んだら、また、反応も違うでしようね。 ちゃぴ(WYN-1026) <ZonchBrowserPro@catv-203-104-115-187.ctk.ne.jp> |
▼ちゃぴ(WYN−1026)さん、コアランさん、モーモーさん、ロールちゃんさん、 >おお、いつの間にか、ツリーがこんなに伸びていたのですね。 はい、モーモーさんやロールちゃんさんといった、新しい方がくいついてくださって、嬉しいですね。 どんどん読書室掲示板を盛り上げてください。 >リアルな絵の迫力、色の使い分けなど、改めて見直しました。 >タコ人形、何なんでしょうね? >お兄ちゃんの部屋のおもちゃたちも結構、笑えますよ。 読むたび新しい発見が! バムとケロにも、ちいさいのが出てくるのを思い出しました。 >小学校の子たちに(クラスではなく、昼休みに希望者が十数人くらいです)、読み聞かせしたのですが、絵本を読みだしたとたん、しんとなり、最後までびっくりしたようにみていました。でも、集団の読み聞かせでは、細かいところまでは見られないので、家でじっくり読んだら、また、反応も違うでしようね。 びっくり、するでしょうね。 何度も読んで、いろんな発見をしてほしいです。 ワラビ(wyn-1001) <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; GTB7.4; .NET C...@180-042-178-010.jp.fiberbit.net> |
ちゃぴさん、ワラビさん、コアランさん、モーモーさん、ロールちゃんさん、こんにちは。 ちゃぴさんのレビューに引き込まれ、図書館に予約して、やっとわたしも読みました〜。 「得体の知れない恐怖」というつかみどころのないものが、ストーリーと絵で見事に表現されていて引き込まれました。色の使い分け、言われるまで気づかなかった〜。ほんと、読むたびにあらたな発見がある作品ですね。 それにしても、犬の毛の質感がすごくリアル! MOMO(WYN-1013) <ZonchBrowserPro@KD113150110166.ppp-bb.dion.ne.jp> |
みなさま わたしも遅ればせながら読みました。 犬好きのわたしとしては、そんなに怖そうに描かないで!と、正直ちょっと微妙な気持ちで読み始めましたが(犬ばかなんです。お許しを)、なかなかおもしろい絵本でした。 緑のたこさん、わたしも気になっていました。 あと、ママのパジャマ(?)も。 Chicoco(WYN-0007) <Mozilla/5.0 (Macintosh; Intel Mac OS X 10.8; rv:5.0.1) Gecko/20100101 Firefox/...@60-56-180-86f1.hyg1.eonet.ne.jp> |
▼ツリーにご参加のみなさま、 『ブラック・ドッグ』、見事、ケイト・グリーナウェイ賞を受賞ですね。 おめでとうございます。 ここで盛り上がったのも、少しは影響した?(してないか〜)。 これを機に、未読の方も是非! おとむとむさん、いち早い速報をありがとうございました。 ワラビ(wyn-1001) <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; GTB7.4; .NET C...@180-042-178-010.jp.fiberbit.net> |
みなさん、こんにちは。 本作品のレビューが、メルマガの掲載されました。 ttp://www.yamaneko.org/mgzn/dtp/2013/07.htm#hehon 2012年9月刊行なので、本年度のやまねこ賞の大賞にはなりませんね。 残念! オールタイム部門に出てくるでしょうか。 ワラビ(wyn-1001) <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; GTB7.5; .NET C...@180-042-178-010.jp.fiberbit.net> |