Page 1052 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼【新刊読み物】『ピーティ』 おちゃわん 10/8/6(金) 14:31 ┗Re:【新刊読み物】『ピーティ』 ワラビ 10/10/21(木) 11:14 ┗Re:【新刊読み物】『ピーティ』 shoko(WYN-1042) 10/10/21(木) 12:03 ┗Re:【新刊読み物】『ピーティ』 おちゃわん 10/10/21(木) 15:56 ┗Re:【新刊読み物】『ピーティ』 ぐりぐら 11/1/21(金) 11:40 ┗Re:【新刊読み物】『ピーティ』 みちこ(WYN-1057) 11/3/5(土) 22:13 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 【新刊読み物】『ピーティ』 ■名前 : おちゃわん ■日付 : 10/8/6(金) 14:31 -------------------------------------------------------------------------
世界中の子どもたちが抱えるさまざまな問題に光をあてたこのシリーズ。 今回もかなり重いテーマです。 『ピーティ』 ベン・マイケルセン 千葉茂樹 訳 鈴木出版 2010.5 1920年の春、アメリカ、モンタナ州ボーズマンで生をうけた赤ん坊は、重い障害を持っていた。両親はあらゆる治療と、あふれるほどの愛情を注いだが、赤ん坊への治療費は一家を追い詰めていった。そして彼、ピーティ・ロイ・コービンの施設での人生が始まる。 精神病患者収容施設での50歳を過ぎるまでの生活。そののちの介護ホームでの生活。ピーティの障害は脳性まひだったが、重い知的障害もあると診断されていた。そのため、話すことも考えることもできないと思われていた。だが、彼は考え、感激し、周囲とコミュニケーションを取ることができたのだ。彼と意思の疎通を図ることができたものたち、それは本当にわずかだが、彼らとの出会いと別れの物語。 予想もしない引きつった姿形を見れば、われわれは震撼するだろう。恐れるだろう。もしかしたら、その場から、逃げてしまうかもしれない。国も人種の違いにも関係なく、時代を経てもなお、人々の反応はさほど変わりはしないだろう。 そんな周囲の反応をピーティは責めもしない。怒ることもない。彼は周囲から与えられる以上のものを望まない。与えられたことを最大限楽しみ生きていく。前半はピーティの障害に対する無理解に泣きたくなり、後半は障害ゆえのコミュニケーションの難しさに辛くなる。けれどもピーティを心から応援しつつ、最後まで読み進んでしまった。これほど過酷な人生に付き合いながら、とてもさわやかな読後感だ。 おちゃわん <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 6.0; Trident/4.0; GTB6.5; SLCC1;...@p1214-ipbf405kyoto.kyoto.ocn.ne.jp> |
▼おちゃわんさん、みなさん、こんにちは。 ゆうべ、寝る前に少しだけ〜と思って読み始めたのですが、 ついつい最後まで読んでしまいました。 うーん、本当に、さわやかな読後感。 でも、同時に涙腺が悲惨な状態になりました。 過酷で、でもすばらしいピーティの人生が描かれていました。 脳性まひについては、私自身まだまだ知らないことも多く、 また、学生時代のそれゆえの苦い経験も思い出したりしました。 是非とも、多くの人に読んでほしいです。 ピーティーと、その全ての友だちに、アオー、サーウー。 ワラビ <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; GTB0.0; .NET C...@210-248-131-016.jp.fiberbit.net> |
おちゃわんさん、ワラビさん、みなさん わたしも少し前にこの本よみました。 とってもよかった! のですが、多忙で感想などなど書きこめず。 ほんと、涙〜〜となりましたが、読後はさわやかです。 ピーティもすてきですが、 トレバーもいい。ふたりの関係がうれしいです。 たくさんの方に読んでほしい作品です。 shoko <Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 6.0; ja; rv:1.9.2.11) Gecko/20101012 Firef...@KD121109048221.ppp-bb.dion.ne.jp> |
shokoさん、ワラビさん、みなさま 本との濃い(恋?)時間を持っていただけてよかったです! すごいですよね。スゴイとしか言いようがない人生。 まあ、そんなふうに言ってしまうこちらは良くも悪くもチョウ凡人。 涙、大活躍です。 >ピーティもすてきですが、 >トレバーもいい。ふたりの関係がうれしいです。 まったく、まったく! おちゃわん <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 6.0; Trident/4.0; GTB6.5; SLCC1;...@p1089-ipbf205kyoto.kyoto.ocn.ne.jp> |
おちゃわんさん、ワラビさん、shokoさん、みなさん こんにちは。大変遅くなりましたが、ようやく読みました。昨年は忙しくて読めず、やまねこ賞のコメントでとても気になったので購入してようやく。 みなさんがおっしゃるように、あれだけの重いテーマの作品なのに、読後感が非常に爽やかですね。ピーティの人となりや、わずかだけれど彼の真の姿に気づいてくれた人との関係のすばらしさが、そう思わせるのでしょうか。読み進めるにつれて泣けて泣けて……。 ピーティが生きた時代は、今以上に偏見があったと思いますが、そんな時代だからこそ、彼の本質に気づいた人たち―ジョーやオーウェン、トレバーたち―ってすごいなあと感心します。今の時代も医療こそ進んだものの、人の偏見はそんなに変わっていないでしょうね。自分でも自信はないです。だからこそ、こういう作品が出版される意義があるんでしょうね。 ぜひ学校の図書館にも置いてもらいたい1冊ですね。 <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; GTB6.6; .NET C...@eaoska321179.adsl.ppp.infoweb.ne.jp> |
おちゃわんさん、ワラビさん、shokoさん、ぐりぐらさん、みなさん やまねこ賞の後、年末ぐらいに図書館に予約して、やっとまわってきました。 はじめは、ちょっとつらい話だなあと思ったのですが、一気に読みました。第2部に入ってからずっと、涙腺が……。とてもいい作品でした。読んでよかったです。 みちこ(WYN-1057) <Mozilla/5.0 (Macintosh; U; Intel Mac OS X 10_6_6; ja-jp) AppleWebKit/533.19.4 ...@FLA1Adu118.tky.mesh.ad.jp> |