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 ▼【新刊絵本】『うっかりもののまほうつかい』  ワラビ 10/10/26(火) 10:02
   ┗Re:【新刊絵本】『うっかりもののまほうつかい』  おちゃわん 10/10/27(水) 20:13

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 ■題名 : 【新刊絵本】『うっかりもののまほうつかい』
 ■名前 : ワラビ
 ■日付 : 10/10/26(火) 10:02
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   みなさん、こんにちは。

やまねこ賞の絵本部門の対象となる作品を、読んでいます。


『うっかりもののまほうつかい』
 エヴゲーニイ・シュワルツ作 オリガ・ヤクトーヴィチ絵
 松谷さやか訳 福音館書店 2010.01
"Magic of a Careless Wizard"
 by Evgenii Shvarts, illustrated by Olga Jakutovich

 むかし、あるところに、イワン・イワーノヴィチ・シードロフという男がいました。
 学者であるとともに、魔法使い、機械作りの名人でもあり、大きな機械から小さな機械まで何でも作れました。魔法の機械もね! なかでも傑作なのは、猫くらいの大きさで、犬のように後をついてきて、おしゃべりまでできるロボくん。家事から、うっかりもののイワン・イワーノヴィチのフォローまで何でもこなす、優れものです。
 ある時、イワン・イワーノヴィチとロボくんが森に散歩に出かけました。馬車に乗った男の子に出あい、「ぼくの馬を猫に変えられますか?」と聞かれたイワン・イワーノヴィチは、動物を小さくする魔法のレンズを取り出して、見事、猫に変えてしまいます。でも、うっかりもののイワン・イワーノヴィチのことですから、ある問題が持ち上がったのです。

 シュワルツが1945年に発表した後、ずっとロシアの子どもたちに親しまれてきた作品です。機械が出てきてちょっと現代風ではありますが、ロシアの昔話も思い出させる話の運びで、奇想天外なおもしろさがあります。『ねんどぼうや』『わらのうし』などを思い出しました。大きな版という利点もあり、教室での読み聞かせにも向くのではないでしょうか。

 絵を描いたオリガ・ヤクトーヴィチは、福音館書店から、日本の小風さちさん、中沢けいさんと組んだ作品も出ていますね。この絵本も、ロシアで人気の話を、松谷さんが訳し、ヤクトーヴィチが絵が付けて、福音館書店が出した(日本が初版)んだろうと思います。『わらのうし』も、そのようなつくり方でしたね。

ワラビ(wyn-1001)

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 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:【新刊絵本】『うっかりもののまほうつかい』  ■名前 : おちゃわん  ■日付 : 10/10/27(水) 20:13  -------------------------------------------------------------------------
   ワラビさん、みなさま


> なかでも傑作なのは、猫くらいの大きさで、犬のように後をついてきて、おしゃべりまでできるロボくん。

わたしもこのロボくん、大好きです。我が家にも一台欲しいで〜す。
作品発表から50年近くたっても、まだ、こんなロボくん、ないですねぇ。


最後にくすっと笑わせる展開もいいですよね。

おちゃわん

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