Page 1004 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼【新刊読み物】『11をさがして』 コアラン 10/10/29(金) 15:14 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 【新刊読み物】『11をさがして』 ■名前 : コアラン ■日付 : 10/10/29(金) 15:14 -------------------------------------------------------------------------
連続投稿ですが、こちらも面白かったので。 『11をさがして』 (パトリシア・ライリー・ギフ作 岡本さゆり訳 佐竹美保絵 文研出版 2010,09) 主人公のサムはもうすぐ11歳。おじいちゃんのマックとふたりで暮らしている。ある日屋根裏で古い新聞記事を見つけたサム。そこには幼い自分らしき写真と「行方不明」の文字が! 記事の内容を知りたいものの、サムはディスレクシアのためにほとんど読むことができない。そこで転校生キャロラインの力を借りようと考える。こうしてサムの過去を探る冒険が始まった……。 物語はミステリー仕立てですが、サムの成長が軸となった物語です。サムの過去がどんなものなのか、ちょっと心配しつつ読み進めましたが、読後はとてもさわやかでした。読み書きができないサムの辛さや、転校ばかり繰り返しているキャロラインの孤独もしっかり描かれていますが、取り巻く大人たちが素敵な人ばかりなので、読みながら心が温かくなりました。 この本の原書は、やまねこのシノプシス勉強会の課題本だったとのこと、原書と邦訳、両方読んだ方の感想も伺ってみたいです〜。 コアラン <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 6.1; Win64; x64; Trident/4.0; GT...@116-65-204-183.rev.home.ne.jp> |