Page 952 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼【新刊読み物】『びんの悪魔』 おちゃわん 10/6/9(水) 12:46 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 【新刊読み物】『びんの悪魔』 ■名前 : おちゃわん ■日付 : 10/6/9(水) 12:46 -------------------------------------------------------------------------
世界的ベストセラー『宝島』『ジキル博士とハイド氏』を書いたあの作家の本! 『びんの悪魔』 R・L・スティーブンソン よしだ みどり 訳 磯 良一 挿絵 福音館書店 2010.4 ハワイ島に住む水夫が、虹色に輝く一本のびんを手に入れる。中に住む小鬼が、どんな願いも瞬時に叶えてくれるという、まことにありがたい魔法の小びんだった。しかし、もし持ち主がびんを売る前に死ぬと、永遠に地獄行きといういわくつきだ。もう一つ絶対に守らなければならない約束ごとがあった。それは買った値段よりも安く売らなければならないというものだ。 男は何もかも手に入れたのち、びんを売り飛ばした。なに不自由のない生活を満喫し、意中の人にまでめぐり合い人生の絶頂にあった。ところがその日、男の体に死病が取り付いていることが分かる。さて、男はどうしたろう? 今こそ、ふたたびあのびんが欲しい。 今頃、なぜこの作者の本? と思ったが、表紙の挿絵に心引かれて読み始めた。 1891年に書かれたなんて驚きだ。人間の愚かしさ、弱さ、優しさ、思いやりは、いつの世も変わらない。人間の欲望もまたきりがない。人生で一番欲しいものは何か。もっとも大事に思うものは何か。そんなことを振り返らせてくれる。究極の愛の物語。 あなただって、このびんを手に入れたくなりませんか? 手に入れたら、どう使いますか? そしてその次は? 体の弱かった作者は、温かい環境を求めて、サモアに家を建て移り住んでいたそうだ。 この本をサモア語で読んだ人々は、彼のりっぱな家はびんの小鬼に建ててもらい、 金庫にあの小びんがあると思っていたそうだ。 おちゃわん <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 6.0; Trident/4.0; GTB6.5; SLCC1;...@p1171-ipbf409kyoto.kyoto.ocn.ne.jp> |