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 ▼【新刊絵本】『ふゆのゆうがた』  おちゃわん 10/1/28(木) 16:29
   ┗Re:【新刊絵本】『ふゆのゆうがた』  からくっこ 10/1/28(木) 21:27
      ┗Re:【新刊絵本】『ふゆのゆうがた』  おちゃわん 10/1/31(日) 16:33

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 ■題名 : 【新刊絵本】『ふゆのゆうがた』
 ■名前 : おちゃわん
 ■日付 : 10/1/28(木) 16:29
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   この時期にぴったりな絵本!

『ふゆのゆうがた』
ホルヘ・ルハン文/マンダナ・サダト絵/谷川俊太郎 訳/講談社/2010.1

 冬の夕方、女の子が一人、お母さんを待っています。しだいに暮れていく戸外の冷たさが、窓ガラスをくもらせ、白いキャンパスができると、女の子は指でお月さまを描きました。するとそこにお母さんが小さく見えてきます。

ホルヘ・ルハンはアルゼンチン生まれの、詩人でミュージシャンでもあるそうです。言葉はほんの少しなのですが、マンダナ・サダトの絵がぐーんと引き立てます。ひんやりとして、なんとなく心細い冬の夕方、くもりガラスに指で描いた月が不思議な世界の扉のようです。誰しも幼いころ、やった覚えがあるのじゃないでしょうか? 指先が冷たくてつーんとしてきますよね。明るい色に包まれたお母さんと女の子、2人の気持ちが伝わってきて、心が温かくなります。
マンダナ・サダトはボローニャ国際絵本原画展入選。ベルギー人だそうですが、お父さんはイランの人だそうです。

サダトのホームページで絵本の一部を見ることができます。
ttp://mandana.microburo.com/2009/03/20/soleil-dhiver/
(hを頭に加えてください)


おちゃわん

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 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:【新刊絵本】『ふゆのゆうがた』  ■名前 : からくっこ  ■日付 : 10/1/28(木) 21:27  -------------------------------------------------------------------------
   おちゃわんさん

 わあ、わたしもちょうどこの絵本を読んだところです! こどものころ、寒い冬の夕方におかあさんの帰りを待っているときの感じって、こんなふうだったなあ……と思えて、胸がきゅんとなりました。
 くもったガラスに指で絵を描くの、なんだか久しぶりにやってみたくなりました〜。詩的でやさしい絵が、ほんとにすばらしいですよね。じんわりと、ああ、いいなあ、って思える絵本ですね。

からくっこ

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 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:【新刊絵本】『ふゆのゆうがた』  ■名前 : おちゃわん  ■日付 : 10/1/31(日) 16:33  -------------------------------------------------------------------------
   からくっこさん


レス! ありがとうございます!

> こどものころ、寒い冬の夕方におかあさんの帰りを待っているときの感じって、こんなふうだったなあ……と思えて、胸がきゅんとなりました。

ああ、そうです。そうです。表紙の女の子がおかっぱで、親近感を感じてしまいます。日本人っぽい〜。

> 詩的でやさしい絵が、ほんとにすばらしいですよね。じんわりと、ああ、いいなあ、って思える絵本ですね。

だれもが共感するしぐさや、思いなのに、これまでどうしてこの一瞬が描かれなかったのかな。言葉の響きを目の前に広げていく、この画家さんのすばらしさを感じます。
曇りガラスをぐるぐると指で広げて、キャンパスが大きくなり、それが母と子のお互いへの愛情と重なって感じられて素敵。

おちゃわん

<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 6.0; Trident/4.0; GTB6.3; SLCC1;...@p1176-ipbf201kyoto.kyoto.ocn.ne.jp>
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