Page 899 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼【新刊絵本】『ちびフクロウのぼうけん』 からくっこ 10/1/16(土) 16:18 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 【新刊絵本】『ちびフクロウのぼうけん』 ■名前 : からくっこ ■日付 : 10/1/16(土) 16:18 -------------------------------------------------------------------------
みなさま、こんにちは。 冬にぴったりのすてきな絵本です。 『ちびフクロウのぼうけん』 ノーラ・スロイェギン文 ピルッコ・リーサ・スロイェギン絵 みむらみちこ訳 福音館書店 ISBN 978-4-8340-2470-8 定価 1365円(本体価格1300円) 2009年11月 ここは北国の森。まだ雪がふりつもっていますが、地面ではゆきわりそうが顔をだしはじめて、春がこようとしています。ある朝、トウヒの木の枝で、フクロウのかあさんがこどもたちに、もう寝る時間ですよといいました。ところが、すえっこのちびフクロウは、ちっともねむくありません。雪の上でぴょんぴょん動いているなにかといっしょに遊びたくて、ちびフクロウはひとりで木をおりていきます。森の中で、どんな出会いが待っているでしょうか。 端正さとあたたかさを兼ね備えた絵がすばらしいです。ちびフクロウのふわふわの羽毛、動物たちのつややかな毛なみ、トウヒの木の肌やとがった葉っぱ、それらの手触りを、静かにじんわりと感じさせてくれる絵です。慣れない地上に降りたったちびフクロウが、驚きやとまどいを全身で表現しているすがたが愛らしく、その小さな心臓の鼓動と体のぬくもりが、こちらに伝わってくるようです。 裏表紙に「世界傑作絵本シリーズ・フィンランドの絵本」とあるとおり、作者・画家ともにフィンランドの作家で、ふたりは母と娘です(画家のほうがお母さん)。この絵本は、日本の子どもたちのために英語で書き下ろされたオリジナル作品とのこと。この作品が生まれた経緯が出版社のサイト(下記)に書かれています。すてきな出会いが背景にあるんですね。 ttp://www.fukuinkan.co.jp/detail_page/978-4-8340-2470-8.html (頭に h を足してください) わたしも、この画家の繊細な絵が以前から大好きでした。日本に初めて紹介されたこと、とてもうれしいです(^^) からくっこ(WYN-1050) <Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9.0.17) Gecko/2009122116 Fir...@eatkyo091092.adsl.ppp.infoweb.ne.jp> |