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 ▼【賞速報】2009年全米図書賞ファイナリスト発表  コアラン 09/10/15(木) 21:37
   ┣【未訳読み物】"Charles and Emma"(全米図書賞Finalist)  ワラビ 09/11/17(火) 19:52
   ┣【賞速報】2009年全米図書賞受賞作発表  コアラン 09/11/20(金) 12:56
   ┗【未訳読み物】Stitches by David Small  小湖 09/12/5(土) 9:57

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 ■題名 : 【賞速報】2009年全米図書賞ファイナリスト発表
 ■名前 : コアラン
 ■日付 : 09/10/15(木) 21:37
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   みなさま

2009年10月14日、全米図書賞(児童書部門)最終候補作が発表されました。
受賞作の発表は11月18日です。

海外児童文学賞速報の掲示板にも、同じお知らせを出しています。
URLの頭に h をつけてご利用ください。

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2009 National Book Award Finalists for Young People's Literature

Deborah Heiligman, “Charles and Emma: The Darwins’Leap of Faith” (Henry Holt)
 作者公式ウェブサイト ttp://www.deborahheiligman.com/
 NBA公式サイト内紹介ページ 
 ttp://www.nationalbook.org/nba2009_ypl_heiligman.html

Phillip Hoose, “Claudette Colvin: Twice Toward Justice” (Farrar, Straus and Giroux)
 作者公式ウェブサイト ttp://www.philliphoose.com/
 NBA公式サイト内紹介ページ  ttp://www.nationalbook.org/nba2009_ypl_hoose.html

David Smallデイビッド・スモール, “Stitches” (W.W.Norton&Co.)
 作者公式ウェブサイト ttp://davidsmallbooks.com/
 NBA公式サイト内紹介ページ  ttp://www.nationalbook.org/nba2009_ypl_small.html
 作品リスト(資料室内) ttp://yamaneko.org/bookdb/author/s/dsmall.htm

Laini Taylor, “Lips Touch: Three Times” (Arthur A. Levine Books/Scholastic)
 作者公式ウェブサイト ttp://www.lainitaylor.com/
 NBA公式サイト内紹介ページ  ttp://www.nationalbook.org/nba2009_ypl_taylor.html

Rita Williams-Garcia, “Jumped” (HarperTeen/HarperCollins)
 作者公式ウェブサイト ttp://www.ritawg.com/
 NBA公式サイト内紹介ページ 
 ttp://www.nationalbook.org/nba2009_ypl_williamsgarcia.html


▼The National Book Foundation のサイト
ttp://www.nationalbook.org/

▽やまねこ翻訳クラブ資料室全米図書賞(児童書部門)受賞作品リスト
ttp://www.yamaneko.org/bookdb/award/us/nba/index.htm

<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 6.0; WOW64; Trident/4.0; YTB720;...@KD118153024139.ppp-bb.dion.ne.jp>
 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 【未訳読み物】"Charles and Emma"(全米図書賞Finalist)  ■名前 : ワラビ  ■日付 : 09/11/17(火) 19:52  -------------------------------------------------------------------------
   コアランさん、みなさん、こんにちは。

 全米図書賞の受賞作発表も、迫ってきましたね(18日)。
 最終候補作のうちの1冊、チャールズ・ダーウィンの本を読みました。ダーウィンは今年が生誕200年で、BL出版から出た絵本『ダーウィン 日記と手紙にかくされた偉大な科学者の努力と夢』(アリス・ B・マクギンティ文/メアリー・アゼアリアン絵/千葉茂樹訳)の原書も今年の出版でした。他にもいろいろ出ているのでしょうね。


"Charles and Emma: The Darwins' Leap of Faith" (2008.12)
(Henry Holt)
by Deborah Heiligman


 1859年に『種の起源』を発表して、宗教的にも科学的にも論争を巻き起こしたチャ
ールズ・ダーウィン。その妻エマがとても信心深いクリスチャンであったことは、ど
の伝記にも取り立てて記されてはいない。本書では、天国の存在を祈るような思いで
信じていたエマと、神による世界創造を覆したチャールズがどのように結婚したのか、
エマは病気がちだった彼をどのように支え、彼がその愛に応えてきたのか、エマが彼
の業績にどのような役割を果たしてきたのかが、詳しく描きだされており、ひと味も
ふた味も違うダーウィンとエマの伝記になっている。
 ダーウィンのことで個人的に興味深かったのは、結婚することの良い点と悪い点を
書き出して、時間が自由に使えなくなることをあれほど嫌がっていたのに、いざ子ど
もが生まれると、それはそれは良き父親になったという点。エマのほうは、大家族を
取り仕切りながらダーウィンの原稿にも目を通すなど完璧な女性ではあったのだが、
片付けだけは苦手だったという点。家の中で唯一整理整頓されていたのはダーウィン
の書斎だけであり、そしてそのことについて、夫は妻に何も文句を言わなかったんで
すって!

ワラビ
 

<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; GTB6; .NET CLR...@210-248-131-013.jp.fiberbit.net>
 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 【賞速報】2009年全米図書賞受賞作発表  ■名前 : コアラン  ■日付 : 09/11/20(金) 12:56  -------------------------------------------------------------------------
   みなさま

11月18日、全米図書賞(児童書部門)受賞作が発表されました。

海外児童文学賞速報の掲示板にも、同じお知らせを出しています。
URLの頭に h をつけてご利用ください。

2009 National Book Award WinnerYoung People's Literature

Phillip Hoose "Claudette Colvin: Twice Toward Justice"
(Melanie Kroupa Books, a division of Farrar, Straus and Giroux)

NBF公式サイト内紹介ページ 
ttp://www.nationalbook.org/nba2009_ypl_hoose.html

Phillip Hoose公式ウェブサイト
ttp://www.philliphoose.com/index.html

▼The National Book Foundation のサイト
ttp://www.nationalbook.org/index.html

▽やまねこ翻訳クラブ資料室全米図書賞(児童書部門)受賞作品リスト
ttp://www.yamaneko.org/bookdb/award/us/nba/index.htm

<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 6.0; WOW64; Trident/4.0; YTB720;...@KD118153024139.ppp-bb.dion.ne.jp>
 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 【未訳読み物】Stitches by David Small  ■名前 : 小湖  ■日付 : 09/12/5(土) 9:57  -------------------------------------------------------------------------
   みなさま、ご無沙汰いたしております。

 最近全米図書賞ファイナリストに選ばれましたが、評判があまりにも高く少し前にARCを探して読んだのです。スモールのほのぼのとした絵本をイメージしているとびっくりするくらい重い内容の自伝的作品です。読んだ後は一か月以上、何かのおりには思い出しては呆然とするくらいインパクトが強いものでした。

 今日たまたま著者とのインタビューが掲載されましたので、よろしければご参照くださいませ。(www.comicbookresources.com/?page=article&id=23932)
 この作品にみる生い立ちを考えていると、あのような温かい絵がかけるようになったのが奇跡に思えます。インタビューではすばらしい共作をしている奥さまへの思いに触れていますが、彼女の影響の大きさが伺われます。

あらすじ 会話のない家庭。母と父がまるでそれぞれ別々の「ことば」をつかっているようだ。そして幼いデイビッドが使うようになったことばは「病気」だった。幸い父は医者だ。あらゆる治療を尽くし、放射線科医だったので放射線もたっぷり当ててもらった。近所の子どもからは避けられ、母方のおばあちゃんを訪れるのは恐怖の連続。十一歳の頃、首に変なしこりが見つかって三年後には手術することに。その時ばかりは家族にやさしくされ、麻酔から覚めると声がなかった、、、

 文もさることながら、やはり絵がすごいです。まさに映画をみているような感じがあり、たぶん著者自身が味わっていた怖さや寂しさがありありと伝わってきます。少し覚悟をきめて手に取る作品ですが、長くこころに残ることでしょう。

<Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 6.0; ja; rv:1.9.1.5) Gecko/20091102 Firefo...@124x219x134x52.ap124.gyao.ne.jp>
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