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 ▼【新刊絵本】『ダーウィン』  ワラビ 09/11/4(水) 22:22

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 ■題名 : 【新刊絵本】『ダーウィン』
 ■名前 : ワラビ
 ■日付 : 09/11/4(水) 22:22
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   みなさん、こんにちは。

今年はダーウィンの生誕200年ということで、何かと話題になっているようですが、私はそのことに、つい最近まで気づきませんでした(-_-;)


『ダーウィン 日記と手紙にかくされた偉大な科学者の努力と夢』
アリス・ B・マクギンティ文 メアリー・アゼアリアン絵 千葉茂樹訳 BL出版 2009.08
"Darwin: With Glimpses into His Private Journal & Letters" (2009)
by Alice B. McGinty, illustrated by Mary Azarian

 ダーウィンの絵本といえば、まず、ピーター・シスの『生命の樹――チャールズ・ダーウィンの生涯』(原田勝訳/徳間書店/2005)が思い出されます。そこにもう1冊、今年になって出版されたのが『ダーウィン 日記と手紙にかくされた偉大な科学者の努力と夢』。原書の副題にある private journal & letters、日記と手紙を各見開きページごとに引用して、本文との二段構えで、彼の人生、努力と夢をひもといているのが効果的。植物や動物や人間を神が創った、という教えに相反する考えを発表することへの躊躇や恐れ、そして、ダーウィンの功績の裏側には地道な実験があったことが、わかりやすく伝わってきました。
『雪の写真家ベントレー』でコールデコット賞をとったアゼアリアンの版画は誠実で力強く、日記や手紙からも伝わってくるダーウィンのまじめで真摯な人柄を、うまく表現しています。遊び心あふれる詳細なイラストを添えたシスの絵本との大きな違いといえるでしょう。キリンやフィンチ、陸ガメなどの動物の絵からも、目が離せません。

ワラビ(wyn-1001)

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