Page 859 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼【新刊読み物】『時間のない国で 2 プーカと最後の大王』 おちゃわん 09/2/25(水) 11:37 ┣Re:【新刊読み物】『時間のない国で 2 プーカと最後の大王』 さかな 09/2/26(木) 21:22 ┃ ┗Re:【新刊読み物】『時間のない国で 2 プーカと最後の大王』 おちゃわん 09/2/27(金) 12:11 ┗Re:【新刊読み物】『時間のない国で 2 プーカと最後の大王』 ぎねびあ(WYN-1045) 09/10/16(金) 10:22 ┗Re:【新刊読み物】『時間のない国で 2 プーカと最後の大王』 おちゃわん 09/10/27(火) 11:41 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 【新刊読み物】『時間のない国で 2 プーカと最後の大王』 ■名前 : おちゃわん ■日付 : 09/2/25(水) 11:37 -------------------------------------------------------------------------
あの!『時間のない国で』の続編です。 『時間のない国で 2 プーカと最後の大王(ハイ・キング)』 ケイト・トンプソン 渡辺庸子訳 東京創元社 2008.12.25 ¥2600+税 妖精がほんとにいて、しかも妖精たちの住む国が現実に存在し、そこへひょんなことから行くことになるというのが、『時間のない国で1』での主人公JJ・リディだ。ところが今回の2は、いきなり25年もの歳月がたったあとのことだ。JJはなんと4児の父親となって登場する。 不思議を体験した子どもはどんな大人になるか?とても興味のあるところだけど、大方の予想を裏切って(?)JJは家庭と仕事のはざまで悩む凡庸な父親の姿を見せてくれる。JJ夫妻の悩みの種は、もっか魔の2歳児まっしぐらの末っ子エイダンと、登校拒否ぎみで、自分の世界に住んでいる次女のジェニーだ。と書くと、まるで現代ものの小説になってしまうのだが、今回の主人公はこの変り者のジェニー。彼女ははだしで野山を歩き回るのが大好きで、へんてこな白いやぎを友だちに持ち、毎朝、家を飛び出すのは山の上の塚の幽霊と話をするためだと言うのだ。 妖精の血をひくということ、妖精とかかわりを持ちながら暮らすということ。そんなことが現実としてあると、どういう生活を送ることになるか? そんな途方もないファンタジーをどうぞ。 おちゃわん(WYN-2134) <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 6.0; GTB5; SLCC1; .NET CLR 2.0.5...@p2221-ipbf406kyoto.kyoto.ocn.ne.jp> |
▼おちゃわんさん: ケイト・トンプソンって、音楽が聞こえるような物語を書きますよね。 大好きな作家です。このお話もとても楽しかったです。 続編ですが、これだけ独立して読んでも前巻の内容がわりと本書にきれいに入っているので、すっと読めるのでは、と思いました。 あのJJが、こんなに人間くさいオトナになってと思いますが、まあ、でも現実はどこもそうかとも思ったり。 プーカが、ザ・悪なのかそうでないのか、不思議な存在感をまきちらしていて、好きです。エイダンもすごいけど(笑)。 さかな wyn-0021 <Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 6.0; ja; rv:1.9.0.6) Gecko/2009011913 Fire...@s142187.ppp.asahi-net.or.jp> |
さかなさん レス、ありがとうございます! >ケイト・トンプソンって、音楽が聞こえるような物語を書きますよね。 わたしは邦訳の2作品しか読めてないのですが、もっと他のも読みたいです。 >あのJJが、こんなに人間くさいオトナになってと思いますが、まあ、でも現実はどこもそうかとも思ったり。 そうそう。とても人間くさい。的外れぶりに苦笑い。 >プーカが、ザ・悪なのかそうでないのか、 いいですねー。「ザ・悪」! 単に「古き良き時代」の物と言えないところが面白かったです。 微妙に環境問題もからんでいたりして。 エイダンは動きまわる爆発物!4人の姉弟がとても個性豊かで、それぞれに面白い。リディ家の面白さ、倍増でした。長男ドナルもとても好きでした。 おちゃわん <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 6.0; GTB5; SLCC1; .NET CLR 2.0.5...@p2221-ipbf406kyoto.kyoto.ocn.ne.jp> |
おちゃわんさん、さかなさん、みなさん、 やっと! 読みました。こちらも今年の「やまねこ賞」対象作品ですよね。 期待にたがわぬおもしろさでした。 わたしとしては、なんだかんだと振り回されていた「おとな」の長女ヘイゼルにも注目してあげてほしいです〜。 ところでこちらの本、メールマガジン「月刊児童文学翻訳」今月号の「お菓子の旅」でも取り上げています。どうぞご一読を。 ttp://www.yamaneko.org/mgzn/dtp/2009/10.htm#okashi (頭にhをつけてください) ぎねびあ <Mozilla/5.0 (Macintosh; U; Intel Mac OS X 10.5; ja-JP-mac; rv:1.9.1.3) Gecko/2...@p8113-ipbfp503okayamaima.okayama.ocn.ne.jp> |
ぎねびあさん > 「おとな」の長女ヘイゼルにも注目してあげてほしいです〜。 そうそう、長女は「大人」! よくぞちゃんと育ったって感じでした。 みなさま、フラップジャックもいただきながら、読書と食欲の秋をどうぞ。 おちゃわん <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 6.0; GTB6; SLCC1; .NET CLR 2.0.5...@p1165-ipbf310kyoto.kyoto.ocn.ne.jp> |