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 ▼【新刊絵本】『ドラゴンもりのふしぎなともだち』  ワラビ 09/10/6(火) 23:17

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 ■題名 : 【新刊絵本】『ドラゴンもりのふしぎなともだち』
 ■名前 : ワラビ
 ■日付 : 09/10/6(火) 23:17
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   みなさん、こんにちは。
やまねこ賞に向けての読書月間、先日読んだ絵本を1冊紹介しま〜す。


『ドラゴンもりのふしぎなともだち』
 ティモシー・ナップマン作 グウェン・ミルウォード絵 
 原京子訳 ほるぷ出版 2009.07
"Guess What I Found in Dragon Wood"(2007)
 by Timothy Knapman & Gwen Millward

 表紙には大きな穴があいていて、扉絵でのドラゴンの子と人間の男の子の出会いを、のぞきこめる額縁になっています。この額縁のまわりを飾る植物模様が、独特でとってもステキ。やさしい色合いのほのぼのした絵本です。

「あるひのこと、ぼくは もりのなかで いままで みたことのないやつに であった。」ではじまるこのお話、よくあるストーリーかなと思いきや、次のページでアレアレアレ? 「ぼく」っていうのは、人間の子じゃなくて、実はドラゴンの子のほうでした。主人公のドラゴンの子は、どこかさみしそうな人間の子ベンジャミンを、自分の家につれて帰り、学校にもつれていって、友達に紹介します。そして、いろんなことを、ベンジャミンから教えてもらうのでした。

 発想の転換で、新鮮な絵本になっています。ドラゴンの森の世界になれた目には、途中で訪れた人間の世界が、なぜか異様なものに思えてしまうのも、おもしろい体験でした。
 これって、国と国、地球と宇宙(のどこか)でも、きっと同じですね。


 絵を描いたミルウォードは、2008年Booktrust Early Years Awards の、Pre-School Book Award を下の絵本で受賞していてます。作者のナップマンとともに、初邦訳のようです。

 "The Bog Baby" (Puffin Books)
  by Jeanne Willis ジーン・ウィリス, illus. Gwen Millward


ワラビ(wyn-1001)

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