Page 813 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼【カ賞SL】Black Rabbit Summer ケンタ(WYN-1038) 09/6/3(水) 10:56 ┗Re:【カ賞SL】Black Rabbit Summer ワラビ 09/6/17(水) 20:25 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 【カ賞SL】Black Rabbit Summer ■名前 : ケンタ(WYN-1038) ■日付 : 09/6/3(水) 10:56 -------------------------------------------------------------------------
“Black Rabbit Summer” by Kevin Brooks, Penguin Books ピートは16歳の少年。シックスフォームカレッジへの入学を前に、何となく気の抜けた夏を送っていた。そんなある晩、十代の初めに付き合っていたニコルから電話があった。ニコルと双子の兄弟のエリックが、両親の仕事の都合でパリへ行くことになったため、その前に仲間で集まろうというのだ。 仲間とは、ピートとニコルとエリック、それにポーリーとレイモンドの5人だ。かつてはいつも一緒にいて、川ぞいの土手の上に隠れ家まで作ってともに過ごした仲だったが、成長とともに次第に疎遠になり、今では学校で顔を合わせるだけになっていた。ただ、ピートにとってレイモンドだけは特別で、今でも仲良くしている。両親にかえりみられず、黒いウサギを心の友とするレイモンドは「変わり者」といわれていたが、ピートにとっては気の許せる大切な友だちだった。 5人は隠れ家でお酒を飲み話をしてから、お祭りに行くことにしていた。しかし、集まってみるとやはり昔どおりとはいかず、5人は何となくぎくしゃくしていた。そしてそのあと出かけたお祭りで、レイモンドは行方不明になった。しかももうひとり、かつての同級生で今は女優として活躍するステラ・ロスも、お祭りで目撃されたのを最後に姿を消していた……。 どこからか聞こえてくる黒いウサギの声や、占い師の不吉な予言など、ミステリアスな要素が多く、独特の雰囲気のある物語だと思いました。主人公には若さゆえの一途さと危うさがあり、どんどん危険な橋を渡ってしまうので、読みながらも母親目線ではらはらしてしまいました。レイモンドの行方が気になり、物語に引き込まれて読んでしまいましたが、個人的には、納得のいかない結末でした。 <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 5.1; GTB6)@f12client61.across.or.jp> |
▼ケンタさん、みなさん、こんにちは。 ケンタさん、"Black Rabbit Summer" のご紹介、ありがとうございました。 納得のいかない結末だったんですね〜(^ ^;)ゞ ケヴィン・ブルックスは、『マーティン・ピッグ』だけしか読んでいませんが(あ、"Candy" が読みかけて止まっています)、なんだか希望の持てそうにないラストや、暴力や犯罪などの要素も入っていることから、消化できないまま苦手意識ばかりが私の中にあります。ヤングアダルトそのもの、って印象です。 イギリスでの評価はすごく高いですね。 ケヴィン・ブルックス作品リスト ttp://yamaneko.org/bookdb/author/b/kbrooks.htm (url の頭に h をつけてください) ワラビ <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; GTB6; .NET CLR...@210-248-131-015.jp.fiberbit.net> |