Page 784 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼2008年全米図書賞ファイナリスト ワラビ(wyn-1001) 08/10/15(水) 18:38 ┣2008年全米図書賞ファイナリスト発表! ワラビ(wyn-1001) 08/10/16(木) 10:14 ┃ ┣Re:2008年全米図書賞ファイナリスト発表! 小湖 08/10/16(木) 15:41 ┃ ┃ ┗Re:2008年全米図書賞ファイナリスト発表! ワラビ(wyn-1001) 08/10/17(金) 14:22 ┃ ┗Re:2008年全米図書賞ファイナリスト発表! Chocola 08/11/5(水) 22:54 ┃ ┗Re:2008年NBA、作者情報訂正あり ワラビ(wyn-1001) 08/11/6(木) 12:50 ┃ ┗Re:2008年NBA、作者情報訂正あり Chocola 08/11/6(木) 16:45 ┣2008年全米図書賞児童書部門受賞作発表! ワラビ(wyn-1001) 08/11/20(木) 19:42 ┣2008NBAファイナリスト"The Disreputable History of Frankie Landau-Banks" ワラビ(wyn-1001) 09/1/18(日) 18:08 ┗NBA最終候補作 "The Underneath" ワラビ(wyn-1001) 09/4/7(火) 11:15 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 2008年全米図書賞ファイナリスト ■名前 : ワラビ(wyn-1001) ■日付 : 08/10/15(水) 18:38 -------------------------------------------------------------------------
みなさん、こんにちは。 やまねこはやまねこ賞の季節を迎えていますが、アメリカでは、15日に全米図書賞の発表があります。 日本時間では、明日の午前中になるでしょうか。 ttp://www.nationalbook.org/ 児童書部門の審査員は、以下の5名です。 Daniel Handler (chair), Holly Black ホリー・ブラック Angela Johnson アンジェラ・ジョンソン Carolyn Mackler Cynthia Voigt シンシア・ヴォイト やまねこでは、わかり次第速報を流しま〜す。 ワラビ <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 5.1; .NET CLR 1.1.4322)@210-248-131-009.jp.fiberbit.net> |
みなさん、こんにちは。 2008年全米図書賞(児童書部門)最終候補作、発表されました! 受賞作の発表は11月19日の予定です。 海外児童文学速報でも、同じお知らせを流しています。 ttp://www.yamaneko.org/cgi-bin/sc-board/c-board.cgi?id=award ↑こちらのほうが、リンクで直接飛ぶことができます。 ローリー・ハルツ・アンダーソンは、1999年に『フィード』で最終候補作に残っていましたね。キャシー・アペルトは、『かわいいかわいいわたしのぼうや』(ジェーン・ダイヤー絵)という絵本が日本で紹介されています。 どなたか読まれた本はあるでしょうか。 ----------------------------------------------------------------- 2008 National Book Award Finalists for Young People's Literature Laurie Halse Anderson ローリー・ハルツ・アンダーソン "Chains" (Simon & Schuster) 作者公式ウェブサイト ttp://www.writerlady.com/ NBA公式サイト内紹介ページ ttp://www.nationalbook.org/nba2008_ypl_anderson.html Kathi Appelt キャシー・アペルト "The Underneath" (Atheneum) 作者公式ウェブサイト ttp://www.kathiappelt.com/ NBA公式サイト内紹介ページ ttp://www.nationalbook.org/nba2008_ypl_appelt.html Judy Blundell, "What I Saw and How I Lied" (Scholastic) NBA公式サイト内紹介ページ ttp://www.nationalbook.org/nba2008_ypl_blundell.html E. Lockhart, "The Disreputable History of Frankie Landau-Banks" (Hyperion) 作者公式ウェブサイト ttp://www.e-lockhart.com/ NBA公式サイト内紹介ページ ttp://www.nationalbook.org/nba2008_ypl_lockhart.html Tim Tharp, "The Spectacular Now" (Alfred A. Knopf) NBA公式サイト内紹介ページ ttp://www.nationalbook.org/nba2008_ypl_tharp.html ▼The National Book Foundation のサイト ttp://www.nationalbook.org/ ▽やまねこ翻訳クラブ資料室全米図書賞(児童書部門)受賞作品リスト ttp://www.yamaneko.org/bookdb/award/us/nba/index.htm ワラビ <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 5.1; .NET CLR 1.1.4322)@210-248-131-009.jp.fiberbit.net> |
ワラビさん、みなさん お久しぶりです。 >Kathi Appelt キャシー・アペルト "The Underneath" (Atheneum) > 作者公式ウェブサイト ttp://www.kathiappelt.com/ > NBA公式サイト内紹介ページ ttp://www.nationalbook.org/nba2008_ypl_appelt.html 夏ごろにちょっと話題になっていたので、読みました。独特な雰囲気と語り口の作品で、わたし的には「児童書かな?」という印象だったのですが(残虐な展開もあるので)できれば近いうちにレビュー、アップします。 小湖 <Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 6.0; ja; rv:1.9.0.3) Gecko/2008092417 Fire...@118x240x138x61.ap118.gyao.ne.jp> |
▼小湖さん! "The Underneath" 5冊の中では、一番惹かれた本でした。 レビュー、お待ちしてます。 悩んだ末に、ロックハートの"The Disreputable History of Frankie Landau-Banks"を注文してみました。 "The Spectacular Now"は、11月発売予定なんですが、 発売前でも候補作にあげられる、ってことがあるんでしょうか。 ワラビ <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 5.1; .NET CLR 1.1.4322)@210-248-131-006.jp.fiberbit.net> |
ワラビさん、皆さま お知らせありがとうございます。(>ワラビさん) >ローリー・ハルツ・アンダーソンは、1999年に『フィード』で最終候補作に残っていましたね。 えっと、ローリー・ハルツ・アンダーソンは『スピーク』です。 『フィード』M.T.アンダーソンです〜(^^) 間違いやすいですよね〜。 『Chains』興味があるので、今、取り寄せ中です。 読んだらレビューアップしますね。 Chocola <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; .NET CLR 1.0.3705; .NE...@ntcwest005049.west.dup.ppp.infoweb.ne.jp> |
▼Chocolaさん! ありゃりゃ〜。 1999年最終候補作は、ローリー・ハルツ・アンダーソンの『スピーク』で、 2002年最終候補作が、M・T・アンダーソンの『フィード』でした。 失礼しました。 >『Chains』興味があるので、今、取り寄せ中です。 >読んだらレビューアップしますね。 是非是非!よろしくお願いします。 私は、発表後、E. Lockhart の "The Disreputable History of Frankie Landau-Banks" を取り寄せました……が、全然進んでいません。 がんばります。 ワラビ <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 5.1; .NET CLR 1.1.4322)@210-248-131-011.jp.fiberbit.net> |
ワラビさん ずいぶんたってからのマヌケな指摘でごめんなさい〜(^^)。 久しぶりの読書室だったもので…… >私は、発表後、E. Lockhart の "The Disreputable History of Frankie Landau-Banks" を取り寄せました をを……そちらもおもしろそうです。 ぜひぜひ、レビューを! わたしも読めるかどうか心配だけど、 お互いがんばりましょうね〜。 Chocola(WYN-1044) <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; .NET CLR 1.0.3705; .NE...@ntcwest001111.west.dup.ppp.infoweb.ne.jp> |
みなさん、こんにちは。 賞速報のページでも、同じお知らせを流しています。 先日お知らせした全米図書賞児童書部門のファイナリストの中から、受賞作が発表されました(11月19日)。 私が買った本 "The Disreputable History of Frankie Landau-Banks" は、外れてしまいました〜。 小湖さんと Chocola さんがコメントくださった本も、残念ながら外れてますね。 どなたか、受賞作を読まれたでしょうか。 ワラビ ------------------------ 2008 National Book Award Winner Young People's Literature Judy Blundell, "What I Saw and How I Lied" (Scholastic) NBF公式サイト内紹介ページ ttp://www.nationalbook.org/nba2008_ypl_blundell.html 出版社内紹介ページ ttp://www2.scholastic.com/browse/contributor.jsp?id=168717 ▼The National Book Foundation のサイト ttp://www.nationalbook.org/index.html ▽やまねこ翻訳クラブ資料室全米図書賞(児童書部門)受賞作品リスト ttp://www.yamaneko.org/bookdb/award/us/nba/index.htm <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 5.1; .NET CLR 1.1.4322)@210-248-131-011.jp.fiberbit.net> |
みなさん、こんにちは。 全米図書賞のファイナリストの作品です。 本が手元に届いて読み始めたものの、なかなか読み進められず、後半やっとさくさく進めることができました。でも、レビューにまとめるのが、これまた、なかなか〜 (T-T) 苦戦しました。 "The Disreputable History of Frankie Landau-Banks"(2008.03) by E. Lockhart ttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0786838183/yamanekohonya-22 裕福な家が代々子どもを通わせる寄宿制のアラバスター・プレパラトリー・アカデミーが舞台。夏の間に見違えるほど女らしい外見に成長した2年生のフランキーは、ハンサムな4年生のマシューとつきあいはじめる。図書館などでデートをしたり、マシューたち最上級生のグループと一緒にカフェテリアで夕食を食べたりと、フランキーは幸せいっぱい。でも、じょじょに違和感をおぼえはじめる――グループの上級生たちにとって、私はマシューのガールフレンドという存在でしかない。マシューは彼の世界に積極的に招き入れてくれるけど、私の生活にはまったく無関心だ。「かわいい、好きだ」と言ってくれるのはうれしいが、命令されるのはいやだ……と。 やがて、アルファからの呼び出しを受けてマシューが途中でデートを切り上げることが続き、いぶかしく思ったフランキーが彼らの秘密を探し当てる。 フランキーは、家ではバニーちゃんと呼ばれ子ども扱いされているが、実は頭が良く、自分の考えもしっかり持っている。気のきいた返事をかえして、マシューに笑ってもらい満足するような女の子だ。そんなフランキーの夏休みを起点に、選ばれた男子生徒だけが入れる秘密クラブの存在を知って行動をおこし、その決着がつくまでを、「フランキーの数々のいたずらと冒険の歴史」としてひもといていくという構成の本。女の子が入ることの決してかなわないクラブ、そして何があっても壊れない男の子の結束に、頭を使って果敢に挑んでいくフランキーを応援しながらも、どうにもならないことに向かっていく切なさも感じてしまった。 本作でも、また2004年ファイナリストの "Honey, Baby, Sweetheart" でも、高校生の男女のすれ違いと、「誰かの彼女」ではなく自分自身になろうとする女の子の姿が描かれていたのが印象的。安易な恋愛物では、全米図書賞児童書部門の対象にはならないということか。でも、続編で、フランキーが自分自身の仲間を見つけ、対等に話のできるボーイフレンドとつきあっていく姿も見てみたいと思った。 ワラビ <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 5.1; .NET CLR 1.1.4322)@210-248-131-006.jp.fiberbit.net> |
みなさん、こんにちは。 ずっと気になっていたファイナリスト作品をよみました。 この本は、ニューベリー賞オナーブックにも名前があがっています。 邦訳が出そうな気がするのですが、どうかな? "The Underneath"(2008) by Kathi Appelt キャシー・アペルト, illustrations by David Small デイヴィッド・スモール ttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/1416950583/yamanekohonya-22 古い森に捨てられた身重の猫が、哀しくもやさしい歌声のような遠吠えにひきよせられてたどりついた先――それは、傾いた家でしいたげられて過ごす猟犬のもとだった。すぐに生まれた2匹の子猫も床下で元気に暮らしはじめ、4匹は固いきずなでむすばれる。「決して外に出てはいけないよ。ここには、冷酷な人間、ガルフェイスが住んでいるから」と、何度も念押しされる子猫だったが……。 さかのぼること25年前。まだ少年だったガルフェイスは、ヒューストンから300マイルもの距離を歩いてこの森にたどりついた。父親に殴られた顔は醜く変形し、心も同じくらいゆがんでいた。ひどい嵐の夜に、森で一番背の高いテーダマツに雷が落ちて幹が折れ、木は半分の高さになってしまう。そのテーダマツのからまりあった根っこの間には、大きな壷が埋まっていた。中に、太古からの生き物が閉じ込められていて……。さらにさかのぼること千年。その生き物は、まわりの動物から「グランドマザーモカシン(スママムシばあさま)」と呼ばれ、あがめられる存在だった。近くにはカドー族の人々が暮らしていた。そして、そこに愛と裏切りの物語があったのだ。 現在の物語、25年前の物語、そして千年前の物語が、つむぎあわされた作品。1〜4ページほどの短い章立てで、現在から過去へ、もっと昔からまた現代へと自由に時を移しながら、登場人物それぞれの状況や思いを、時代を超えて重ねあわせ、浮き彫りにしてみせる見事さに驚かされた。何かの下に身をひそめるものたちが、愛する人を失い、寂しさにくれ、怒りに燃え、妬みに目がくらみ、間違いを犯していく姿……。そこには必ず、恐れと、それを超えた愛のきずなが存在していた。 太古の生き物とは何なのか? どうして壷の中にとじこめられてしまったのか? 作者はその謎を、なかなか明かしてはくれない。じょじょに語られるのを待つうちに、読者はこの不思議な世界にどっぷりとひたりきってしまう。自らを人の姿に変える力を持つ生き物たち、バイユーにひそむ巨大なワニなどが登場する、神話や伝説や先住民族の伝承のような世界だからこそ、愛と喪失、孤独と希望、裏切りと救いといったテーマが際立って見え、こんなにもひきつけられたのだろうか。 これまでに文章を担当した絵本を何冊も送りだしてきた作者。小説を書いたのは本作がはじめてだというが、素晴らしい仕上がりだと思った。 ワラビ <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 5.1; GTB5; .NET CLR 1.1.4322)@210-248-131-011.jp.fiberbit.net> |