Page 710 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼【新刊】あまがえるさん、なぜなくの? ワラビ(wyn-1001) 08/10/4(土) 1:01 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 【新刊】あまがえるさん、なぜなくの? ■名前 : ワラビ(wyn-1001) ■日付 : 08/10/4(土) 1:01 -------------------------------------------------------------------------
みなさん、こんにちは。 秋の到来と共に、やまねこ賞も近づいてきましたね。 読んでおもしろかった新刊絵本をご紹介します。 (ラリーのほうにも、アップしています) 『あまがえるさん、なぜなくの?』 "Why Are You Crying, Frog?"(2006) 文 キム・ヘウォン Kim HyeWon 絵 シム・ウンスク Sim EunSook 訳 池上理恵、チェ・ウンジョン さ・え・ら書房 2008.07 ttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4378041227/yamanekohonya-22 韓国の昔ばなし。あまがえるのぼうやは大のへそまがりで、お母さんが言うことの反対ばかりをしていました。川へ行けといえば、山へ行くし、水遊びはやめなさいと言えば、川にとびこんでしまいます。何から何までそんな調子なので、お母さんはほとほと困り果てていました。そして、こんなぼうやのことを心配して、とうとう病気になってしまったのです。お母さんは、ぼうやにお願いごとをしました。 韓国の昔話集などにも入っているとても有名なお話の再話絵本。絵本のせいか、昔話として読んだ時と比べると、ぼうやの年齢が幼く設定されているように思いました。ぼうやの行状も絵で具体的に迫ってきますが(お母さん、可哀想!)、ぼうやには悪気がなくて、本当はお母さんのことが大好きなんだということも、ダイレクトに伝わってきました。 刊行の若い画家が描いた絵がとても素敵。ちょっとヘタウマな感じのする、でも、誰にも真似のできないような絵です。特にかえるの表情が生き生きしていて、いろんな感情が読み取れます。草花や、風や雨などの自然の描き方もうまいなと思いました。 ワラビ <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; .NET CLR 1.1.4322)@210-248-131-012.jp.fiberbit.net> |