Page 684 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼【新刊読み物】『シルクの花』(鈴木出版) おちゃわん 08/5/21(水) 8:44 ┣Re:【新刊読み物】『シルクの花』(鈴木出版) ヒダニレイコ(WYN-2180) 08/5/21(水) 11:07 ┃ ┗Re^2:【新刊読み物】『シルクの花』(鈴木出版) レイラ 08/5/22(木) 17:02 ┃ ┗Re:Re^2:【新刊読み物】『シルクの花』(鈴木出版) おちゃわん 08/5/22(木) 23:11 ┃ ┗Re:Re^2:【新刊読み物】『シルクの花』(鈴木出版) レイラ 08/6/4(水) 14:33 ┃ ┗Re:Re^2:【新刊読み物】『シルクの花』(鈴木出版) おちゃわん 08/6/4(水) 19:22 ┗Re:【新刊読み物】『シルクの花』(鈴木出版) ナウシカ(WYN-2165) 08/6/21(土) 9:24 ┗Re:【新刊読み物】『シルクの花』(鈴木出版) おちゃわん 08/6/23(月) 10:54 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 【新刊読み物】『シルクの花』(鈴木出版) ■名前 : おちゃわん ■日付 : 08/5/21(水) 8:44 -------------------------------------------------------------------------
とてもきれいな祭りの描写で、タイに行きたくなる一冊。 『シルクの花』キャロリン・マースデン 作/代田亜香子 訳 鈴木出版/2008.3/1470円(税込) ISDN:978-4-7902-3210-0 タイ農村部に住む11歳のノイの一家は、両親と姉、祖母の5人家族。祖母は絹の傘に美しい絵を描く。それは土産物として売れ、家計を大いに助けている。姉が町のラジオ工場に勤めに出ることになり、ノイも自分の将来のことを考えなくてはならない。家計を助けるために工場へ行くのはいやだ。でも…… 少女の家族が支えあって暮らす様子が良くわかる。自然とともにある生活や、その自然を絵に描くことが大好きな少女の揺れる気持ち。家族を取り巻く自然描写は限りなく美しく、村中で楽しみに祝う祭りも、とても叙情的で美しく描写されている。 おちゃわん <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)@p1032-ipbf405kyoto.kyoto.ocn.ne.jp> |
▼おちゃわんさん: わたしもこれ、読みました。 お姉ちゃんが工場で働く姿を見た時の主人公の心の描写が印象的でした。 ラストは好きなことをすることだけが、価値あることではないということを子供の読者はくみとれるのか、疑問が残りましたが、その点についても訳者あとがきでしっかりとフォローされていました。 批評するような立場ではありませんが、訳文もとてもすばらしかったです。言葉ひとつひとつが丁寧に選び抜かれていて、感銘を受けました。 絵もなんだかくせになります。 ヒダニレイコ <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1)@softbank218119175092.bbtec.net> |
おちゃわんさん、ヒダニレイコさん、 この原書、何年か前に読み、たしか読書室に書き込んだ記憶があります。 少女の気持ちの動きがとても印象的でした。 邦訳もぜひいつか読みたいです。 レイラ <ZonchBrowserPro@adsl-75-41-122-169.dsl.pltn13.sbcglobal.net> |
レイラさん ヒダニレイコさん 読んだ方がおられて嬉しいです。 >この原書、何年か前に読み、たしか読書室に書き込んだ記憶があります。 おお、いつでしょう? お二人がおっしゃるとおり、少女の気持ちの描写がいいですよね。 繊細で、微妙で、傘に描かれる絵とのコントラストがきれい。 って、あの挿絵のような絵を想像してしまうのですが〜。 おちゃわん <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)@p1032-ipbf405kyoto.kyoto.ocn.ne.jp> |
おちゃわんさん、 遅くなって、すみません。 2004年7月に同じ作者の2作品を読書室で紹介させていただいたみたいです。 検索したら、アクチが見つかりました。 yamaneko.org/mgzn/acti/acti_bn2/20040709.txt レイラ <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; InfoPath.1)@adsl-75-41-122-169.dsl.pltn13.sbcglobal.net> |
レイラさん ありがとうございます! 4年も前だわ! "The Gold-Threaded Dress"もタイの少女が主人公なんですね。 仲間はずれがテーマだけど、この作者だと一味違う透明感のある物語に仕上がっているのじゃないかしら。 おちゃわん <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)@p1032-ipbf405kyoto.kyoto.ocn.ne.jp> |
おちゃわんさん、ヒダニレイコさん、レイラさん おちゃわんさんのご紹介で、興味を持ち、読んでみました。 ものすご〜く良かったです!!! 私は父親の仕事の関係で、子どもの頃、フィリピンに1住んでいたので(10年も)、立て床式の家やバナナの葉、雨季の様子など、なつかしく思いました。 家族を取り巻く関係はとても厳しいのに、重くなりすぎていないし、なんといっても、子どもたちが悩みながらも自分の立場を理解し、受け入れていくところが感動しました。おちゃわんさんがおっしゃる、お祭りの様子も目に浮かぶようでした。 素敵な本をご紹介くださり、ありがとうございました! ナウシカ <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 5.1; .NET CLR 1.1.4322; .NET CLR...@softbank221021003011.bbtec.net> |
ナウシカさん >ものすご〜く良かったです!!! うふふ、上手くナウシカさんの壺にはまったようで、嬉しいです♪ >私は父親の仕事の関係で、子どもの頃、フィリピンに住んでいたので(10年も) すっごい! ウラヤマシイ〜。 >家族を取り巻く関係はとても厳しいのに、重くなりすぎていないし、 そうなんですよね。わたしなんぞは、つい、途上国の国=カワイソーなんて 紋切り型にはめてしまいがちなので、自警しなくては。 海外を訪ねてみると、思い込みと現実の差にめくるめく思いを味わいます。 そのくらい実際は、複雑で進んでる(?) だから、その国に詳しい作家の視点で描かれたものは貴重だと思いました。 おちゃわん <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)@p1032-ipbf405kyoto.kyoto.ocn.ne.jp> |