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 ▼【未訳絵本】『アルベルトとヴァイオリン』  ヒダニレイコ(WYN-2180) 08/6/6(金) 19:03
   ┗Re:【未訳絵本】『アルベルトとヴァイオリン』  からくっこ 08/6/10(火) 21:32

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 ■題名 : 【未訳絵本】『アルベルトとヴァイオリン』
 ■名前 : ヒダニレイコ(WYN-2180)
 ■日付 : 08/6/6(金) 19:03
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   みなさま

音楽の喜びをえがいたスウェーデンの絵本を紹介させてください。

1.概要

原書名:Albert och fiolen(表紙画像ttp://www.panorstedt.se/templates/ErikssonLindgren/Book.aspx?id=48420)
仮邦題:アルベルトとヴァイオリン
著者:Christine Falkenland
画家:Ane Lysebo
総ページ数:32ページ
出版社:Eriksson& Lindgren社
出版年:2005年
ISBN:91 85199 37 0

2.あらすじ

 夏至祭でカールおじさんがヴァイオリンを弾いているのを見た少年アルベルトは、自分もその楽器を欲しくなってしまった。お手伝いをしてお小遣いを稼ぎ、ようやくヴァイオリンを手に入れることができたものの、最初は難しすぎてうまく弾くことが出来ず、悪戦苦闘する。
 その晩アルベルトは夢を見た。『世界の終わり』という小さな島にある灯台で、一人オルガンを弾き、曲をつくる管理人さんの夢だ。
 次の日アルベルトが海岸に行くと、ビンが流れてきた。開けてみると、中には何と灯台の管理人さんからの手紙と楽譜が入っていた。
 アルベルトはヴァイオリンの練習に精を出し、段々とヴァイオリンを弾く楽しみを覚えていく。すっかり上手になったアルベルトを見てお母さんは、「そのうちお前が夏至祭でヴァイオリンを弾く日がやってくるよ」と言ってくれた。
 夏休みがやってくると、アルベルトはボートで灯台に向った。でも灯台には管理人さんはおらず、かわりに楽譜の束とアルベルトへの手紙が置いてあった。アルベルトは外に飛び出し、晴れ渡る空の下、カモメが見守る中、演奏会をした。

3.感想

淡い色彩が大変美しい絵本。なぞに満ちた展開にひきつけられた。青い空の下で演奏会を開く場面は開放的に満ち溢れており、読んでいて晴れやかな気持ちになった。音楽の喜びが見事なまでに伝わってくるのは、ヴァイオリニストである画家が、その筆にたくした思いが、透明感溢れる美しい色彩に滲み出ているからなのかもしれない。

ヒダニレイコ

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 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:【未訳絵本】『アルベルトとヴァイオリン』  ■名前 : からくっこ  ■日付 : 08/6/10(火) 21:32  -------------------------------------------------------------------------
   ヒダニレイコさん、

 こんにちは! すてきな絵本のご紹介ありがとうございます。表紙の画像を見ましたが、やわらかな色合いがほんとに美しいですね。画家のかたがヴァイオリニストでもあるということなので、きっと本の中から音楽が聞こえてくるような作品なのでしょうね。実物を見てみたいものです。
 夏至祭がキーワードになっているのが北欧らしいと思いました。日本にいると、夏至なんて別になにも特別な意味のある日ではないですが、北欧の人々にとっては大切な祝日ですものね。今年ももうすぐ夏至祭ですね(^-^)

からくっこ

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