Page 656 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼"The Winner's Walk"(未訳読み物) ヒダニレイコ(WYN-2180) 08/4/14(月) 12:12 ─────────────────────────────────────── ■題名 : "The Winner's Walk"(未訳読み物) ■名前 : ヒダニレイコ(WYN-2180) ■日付 : 08/4/14(月) 12:12 -------------------------------------------------------------------------
『勝者の行進(仮題)』(原題:"The Winner's Walk") 作者:Nancy Ruth Patterson 発行年:2006年 ページ数:128ページ 出版社名:Farrar Straus & Giroux 画像:ttp://www.amazon.com/Winners-Walk-Nancy-Ruth-Patterson/dp/0374384452 (あらすじ) 優秀な両親、姉と、何の特技もない自分を比較して、劣等感を感じている少年が、ある日ひょんなことから迷子の犬と出会い、次第に友情を深めていく。 やがて犬の障害物レースに参加し、優秀な成績をおさめたことをきっかけに、少年は少しずつ自信をもてるようになっていく。 しかし、レースのあと、おそれていたことが起こってしまう。犬の飼い主が見つかってしまったのだ。 最初はさみしいから絶対に犬を手放したくない、と自分のことばかり考えていた主人公だったが、飼い主の少女の家を訪ね、少女の指示に忠実に従う犬の姿を見て寂しさを感じつつも、その犬がもともとは障害を持つその少女を助ける盲導犬であったことを知り、本当にこの犬を必要としているのは誰なのかを真剣に考え、犬をかえすべきかどうか、自ら決断を下す。 (感想) 少年の心の変化がゆっくりと丁寧に描かれていた。また、劣等感を感じる少年を描きながらも、その語り口は決してネチネチと暗いものではなく、等身大の平凡な少年像が描かれており、日本の小学生も親近感を感じやすいのではないかと思われる。 <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1)@softbank218119175092.bbtec.net> |