Page 655 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼【未訳読み物】"Un Lun Dun" コアラン 08/4/13(日) 0:21 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 【未訳読み物】"Un Lun Dun" ■名前 : コアラン ■日付 : 08/4/13(日) 0:21 -------------------------------------------------------------------------
こんにちは。 おもしろいファンタジーを読みました。 "Un Lun Dun" China Mieville作 (あらすじ) ロンドンに住む仲良しのザンナとデーバ。ある日ザンナの周囲でおかしなことが起こり始め、ふたりは別世界に入り込む。ドーナツ型の太陽、動き回るゴミたち、足の生えたダブルデッカーバス、屋根の上で暮らす人々……。そこは奇妙なことがてんこ盛りの世界だった。その世界は今、存亡の危機に陥っているという。そして驚いたことには、ザンナが救世主だというのだ! (感想) 少女が別世界に入り込み、冒険をする話。ファンタジーによくあるパターンかもしれないが、この話はありきたりという感じはしませんでした。何しろ別世界がびっくり仰天するようなことであふれているのです。作者の想像力には脱帽。作者自身による、ちょっとグロテスクな挿絵の数々もおもしろいです。とにかく先が気になって仕方がない本で、私にはちょっと英語が難しかったのですが、それも気にならないくらい引き込まれました。 言葉遊びがうまく話に盛り込まれていて、おお!と感心した箇所多数。環境問題もうまく絡めてあるなと思いました。ちょっと長いのですが(471頁)、ファンタジー好きな人にはおすすめです。 作者は大人向けのSF、ファンタジー小説など多数出していて(私は全く未読ですが)、邦訳も1冊あるようです。子供向けの本はこれが初めてということです。 コアラン <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)@pool-71-247-163-167.nycmny.east.verizon.net> |