Page 628 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼新刊読み物『耳の聞こえない子がわたります』 おちゃわん 07/10/31(水) 12:10 ┗Re:新刊読み物『耳の聞こえない子がわたります』 shoko(WYN-1042) 08/1/28(月) 17:45 ┗Re:新刊読み物『耳の聞こえない子がわたります』 おちゃわん 08/1/29(火) 10:58 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 新刊読み物『耳の聞こえない子がわたります』 ■名前 : おちゃわん ■日付 : 07/10/31(水) 12:10 -------------------------------------------------------------------------
『耳の聞こえない子がわたります』 マーリー・マトリン 作 矢島眞澄 絵 日当陽子 訳 フレーベル館 2007.8 “Deaf Child Crossing”by Marlee Matlin 2002 元気いっぱい、お日さまのように周囲を明るくするミーガン。夏休みの最初の土曜日、近所に引っ越ししてくるはずの子が待ち遠しい。引っ越してきたのは、9才、同い年のシンディだ。一人っ子で引っ込み思案、今まで一人でいることが多かった彼女は、エネルギッシュなミーガンのペースにのみこまれ、二人の友情が始まる。と、ここまで描けば、少女たちの友情物語のようだが、たった一つ、しかもとても大切なことは、ミーガンが聞こえない子どもだったことだ。ビリー・ジョエルの曲が大音量で流れる紫一色のミーガンの部屋に招待され、度肝を抜かれるシンディ。高いところは怖くてショウガナイのに、ツリーハウスにこわごわ登り、魅力に取り付かれる。まるで台風のようなミーガン流にこちらもびっくりしながら、巻き込まれていく。 「耳の聞こえない子」への感傷的なわたしの気持ちをぶっとばして、小気味良いテンポと、はじけるようなミーガンそのものに物語は展開します。表紙の明るい絵も象徴的。ところが訳者はこの本の原書がとても暗い雰囲気の表紙だったからひかれたそうです。わからないものですね。さて、この本の作者は1986年映画『愛は静けさの中に』でアカデミー主演女優賞を受賞した方です。自身が聾者で、その体験を交えて描いた本だそうです。この映画のことを知らなかった私は、ここでもおおいにびっくりしたのでした。 やまねこ賞対象作品です。ぜひ、ご一読を!一気に読めます。 ミーガンの元気を貰ってください。 おちゃわん <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)@p1251-ipbf203kyoto.kyoto.ocn.ne.jp> |
おちゃわんさん これ、読みました〜。 元気のよいミーガンのいじっぱりなところや、大人しいけど、きちんと意見をもっているシンディは魅力的です。 障害があるとかないとかを超えた二人の友情と成長がうれしいですね。 <Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 6.0; ja; rv:1.8.1.11) Gecko/20071127 Firef...@softbank218122150020.bbtec.net> |
shokoさん わぁ〜い。読まれたのですね! ミーガンもシンディも実に魅力的に描かれていますよね。 >障害があるとかないとかを超えた二人の友情と成長がうれしいですね。 そうそう。この点でも、とても夢のある一冊だと思いました。 映像向きな物語だから、そのうち映画化されるんじゃないかな。(←おちゃわんの勝手予想) おちゃわん <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)@p2116-ipbf304kyoto.kyoto.ocn.ne.jp> |