Page 610 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼【新刊絵本】『オーガスタスのたび』『しにがみと木の実』(R.I.C出版) さかな wyn-0021 07/11/27(火) 17:29 ┗Re:【新刊絵本】『オーガスタスのたび』『しにがみと木の実』(R.I.C出版) 杉本詠美 07/12/6(木) 21:47 ┣Re:【新刊絵本】『オーガスタスのたび』『しにがみと木の実』(R.I.C出版) しみず 07/12/19(水) 14:08 ┃ ┗Re^2:【新刊絵本】『オーガスタスのたび』『しにがみと木の実』(R.I.C出版) 杉本詠美 07/12/20(木) 23:28 ┗Re:【新刊絵本】『オーガスタスのたび』『しにがみと木の実』(R.I.C出版) キャトル 07/12/20(木) 13:42 ┗Re^2:【新刊絵本】『オーガスタスのたび』『しにがみと木の実』(R.I.C出版) 杉本詠美 07/12/20(木) 23:43 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 【新刊絵本】『オーガスタスのたび』『しにがみと木の実』(R.I.C出版) ■名前 : さかな wyn-0021 ■日付 : 07/11/27(火) 17:29 -------------------------------------------------------------------------
すみません! さきほどのアップで、多大なるタイポをご指摘いただいたので、再度投稿します! ではあらためまして、 やまねこ翻訳クラブ会員による、すてきな絵本をご紹介します。 トラのオーガスタスは、笑顔をなくしてしまい、探すために旅に出ます。あちこちをさまようオーガスタを、描き込まれすぎないシンプルな画面で表現され、ひきこまれます。 しにがみの絵本は、スコットランドの伝承を再話したもの。死神がいないと、どんな世界が待っているか。生と死のつながりが、ユーモラスな語りとパステル調の絵で描かれています。 『オーガスタスのたび』 キャサリン・レイナー 作/絵 すぎもと えみ 訳 ISBN 978-4-903924-04-5 定価 1575円(税込) ☆2006年ブックトラスト絵本新人賞受賞作品 ☆2006年度ケイト・グリーナウェイ賞最終候補作 トラのオーガスタスは笑顔をなくしてしまいました。 なくしものは探さなくては。 オーガスタスは笑顔をみつけるために旅に出ます。 藪の中、高い木のてっぺん、山々やいただき、深い海の中まで、オーガスタスは探す、探す……。 『しにがみと木の実』 エリック・マッダーン 再話 ポール・ヘス 絵 しみず ようこ 訳 ISBN 978-4-903924-03-8 定価 1575円(税込) 少年ジャックは母親とふたり暮らし。ある時、急に母親の具合が悪くなりふせってしまう。母親はもう少しで死神のお迎えがあるかもと力なく言う。ジャックが外に出て悲しみながら歩いていると、死神らしき老人に出会い……。 ▼メープルストリート紹介ページ(R.I.C出版) ttp://www.litrans.net/maplestreet/p/ric/index.htm 。. さかな <゚)))彡 ・WYN-0021・ . 。 <Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.0; ja; rv:1.8.1.4) Gecko/20070515 Firefo...@s142187.ppp.asahi-net.or.jp> |
さかなさん ご紹介、ありがとうございました。「月刊児童文学翻訳」5月号で未訳レビューを書かせていただいた思い入れある絵本だったので、翻訳の機会に恵まれて、とてもうれしかったです。とにかく絵が美しいので、ぜひ多くの方に手にとってそれを味わっていただきたいです。 『しにがみと木の実』も、わたしのお気に入りです。これはこの夏に刊行された『黒グルミのからのなかに』(ミュリエル・マンゴー文/カルメン・セゴヴィア絵/ときありえ訳/西村書店)と同じ話を下敷きにした絵本ですが、趣が全然違いますね。『黒グルミ……』のほうはシックで落ち着いた、ちょっと幻想的な感じもある絵本でしたが、こちらは色調も明るく、ユーモラスです。ポール・ヘスはほかにも昔話の再話の絵を担当していますが、視点がおもしろくて、好きです。 「死」をテーマにした同じ話の絵本が続いて刊行されるなんて、興味深いですね。味わいは違いますが、どちらも深いメッセージのこめられた絵本です。 <ZonchBrowserPro@nttkyo202104.tkyo.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp> |
さかなさん、杉本さん 遅いレスでごめんなさい。『しにがみと木の実』のご紹介をありがとうございました。おっしゃるように、この作品の魅力は、重くなりがちな「生と死」というテーマを、ポップな色調やユーモアを取り入れながら、子どもたちにもわかりやすく伝えている点だと思います。昔話の奇想天外さを借りて大事なことを教えてくれます。よかったらお手にとってみてください>みなさま。 昨日、5年生のクラスで『オーガスタスのたび』の読み聞かせをしてきました(おはなし小部屋の話題かもしれませんが〜)。大判の絵本に描かれた迫力のある絵に、子どもたちが吸いこまれるように見入っていたのが印象的でした。また、杉本さんの詩的な訳が絵の雰囲気にとても合っていて、読んでいて心地よかったです。渋めの色彩ながらも美しい絵と、簡潔で人を惹きつける文に、なんとなく、絵本にっぽん賞受賞作の『とべバッタ』(田島征三作/偕成社)を思い出しました。すてきな絵本を邦訳してくださってありがとうございました。 <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 5.1)@ntymgt037229.ymgt.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp> |
しみずさん 読み聞かせ、してくださったのですね。うれしいです〜。 名作絵本の『とべバッタ』ほ思い出していただけるなんて! でも、レイナーの絵はほんとうに印象的です。次の絵本、"Harris Finds His Feet" は来春発売予定ですが、アマゾンなどに表紙が出ていました。 ttp://www.amazon.co.jp/Harris-Finds-Feet-Catherine-Rayner/dp/1845065891 (URLの最初に h をつけてください。) 2作目は大きな足のウサギが主人公という話でしたが、やっぱりぽっちりした目がかわいいですね。表紙のうす緑色が春らしくてきれい。刊行が楽しみです。 <ZonchBrowserPro@nttkyo202104.tkyo.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp> |
すぎもとさん、ご出版おめでとうございます。 わたしも『オーガスタスのたび』を読みました〜。 とにかくこの絵本は絵がスゴイ! インパクトがありますねえ。 勢いのある筆づかいに圧倒されました。 トラの黒の縞模様と、トラの力強くしなやかな体が、とても印象的。 笑顔をなくしたオーガスタスが、探しもとめてたどり着いたことは、大人のわたしの心にも(もしかしたら、大人だからこそ?)響きました。 作者のほかの絵本も日本で紹介されることを願っております。 『しにがみと木の実』は、まだ拝見していないのですが、さかなさんが書いてくださったメープルのページを拝見して、とても興味がわきました。この画家さん、ケイト・トンプソン作『時間のない国で』の表紙を描いた方なんですね〜。その本は、まず表紙にひかれて開きました(笑)。表紙絵は、犬がさりげなくかわいいのです(笑)。絵本の表紙絵は、画像だけ拝見すると、もっとデザイン的でしょうかね……? きれいなやさしい色。手にとるのが楽しみです。 <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 6.0; SLCC1; .NET CLR 2.0.50727; ...@nttkyo578187.tkyo.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp> |
キャトルさん オーガスタス、読んでくださってありがとうございます。 #1689 にも書きましたが、レイナーの次の絵本(原書)は、春に刊行の予定です。早く見たくて、うずうずしています。 > 『しにがみと木の実』は、まだ拝見していないのですが、さかなさんが書いてくださった > メープルのページを拝見して、とても興味がわきました。この画家さん、ケイト・トンプ > ソン作『時間のない国で』の表紙を描いた方なんですね〜。 ポール・ヘスの絵って、魚眼レンズか何かでのぞいたような感じが「時間のない国」のイメージにはぴったりな気がします。このひとの絵本ももっともっと日本で紹介されるといいな。昔話の絵本がいろいろありますが、のどかで牧歌的な色調が昔話にぴったりな一方で、そういう不思議な感覚がイマジネーションを刺激して、とても新鮮な魅力も感じさせます。 <ZonchBrowserPro@nttkyo202104.tkyo.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp> |