Page 46 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼【未訳読み物】 the Seven Wonders of Sassafras Springs レイラ 05/12/19(月) 13:14 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 【未訳読み物】 the Seven Wonders of Sassafras Springs ■名前 : レイラ ■日付 : 05/12/19(月) 13:14 -------------------------------------------------------------------------
みなさま、 こんどは読みものをご紹介させていただきます。 今年の未訳読みものでは、私のおすすめナンバーワン。 小学校中学年、高学年向けなので、読みやすいです。 "The Seven Wonders of Sassafras Springs" Betty G. Birney Athenum Books for Young Readers 2005 http://www.bettybirney.com/sassafras.html 1923年の米国中西部の片田舎、ササフラ・スプリングスに 住む12歳の少年、エーベンは、世界の七不思議についての本を 読んだばかりだ。「世界にはこんなにすごいものがあるのに、 ここには何ひとつめずらしいものがない。僕はこんなところから出て 旅をしたい!」というエーベンに、父さんが提案をした。 「7日以内にササフラ・スプリングスの7不思議を発見したら、 コロラドのおばさんのところまで汽車で行かせてあげよう!」 その日から、エーベンは近所の人をひとりひとり訪ね、不思議なもの を知らないか聞いてまわる。そして、今までよく知っていたつもりだった 近所の人々について新たなことを見つけていく。エーベンは何を 見つけ、どんなことに気づいていくのだろうか? 毎日見ているもの、いつも会っている人だと、あまりにも近すぎて、 目新しさを感じられず、つい興味は外へ向いてしまう。でも、語り合う 中で、実におもしろいことが見つかっていく。自分のまわりを見直し たくなるような物語だ。エーベンの近所に住む人々が、自分の知る 不思議について語っていく。作者が子どもの頃に父親から聞いた 昔話等の影響があるらしく、どれも身近な人から不思議なことに つながるストーリーばかりで、読みながら、語りを聞いているように 感じられる。 今年は自信をもって予想できるほど新刊をよんでいないのだけど、 私としては来月のニューベリー候補だと思っている作品。 レイラ |