Page 450 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼【新刊絵本】『リスとお月さま』 えみりい(WYN-1041) 07/3/25(日) 4:00 ┗Re:【新刊絵本】『リスとお月さま』 カコ(WYN-2171) 07/4/15(日) 15:17 ┗Re^2:【新刊絵本】『リスとお月さま』 えみりい(WYN-1041) 07/4/15(日) 20:03 ┗Re:Re^2:【新刊絵本】『リスとお月さま』 うさぎ(WYN-2132) 07/4/20(金) 17:06 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 【新刊絵本】『リスとお月さま』 ■名前 : えみりい(WYN-1041) ■日付 : 07/3/25(日) 4:00 -------------------------------------------------------------------------
#1186 でお知らせいただいたドイツ児童文学賞の絵本部門ノミネート作品です。 『リスとお月さま』 ゼバスティアン・メッシェンモーザー作 松永美穂訳 コンセル 2007.02 表紙には、とろけそうに黄色くてまあるいお月さまが細い木の枝にのっかっています。それを1匹のリスが頭でうんうん押しています。こんなに押しても動かないのは、枝から突き出た細い細い小枝にひっかかっているせい? いったいリスは何をやっているんでしょう? どうして、お月さまはこんなところに? 問いの答えは、表紙をめくったところからもう始まっています。ああ、なるほどね、そういうことね。鉛筆で描かれた写実的な絵。色の使用は極力抑えてあるので、お月さまの黄色が鮮やかに引き立っています。クラシカルな雰囲気で、昔話っぽいおはなしかなと思っていたら、なんとなんと、現代的なユーモアにあふれた、生き生きと楽しい作品です。いや、ほんとに終始笑わされました。中学生や高校生の息子にも「ねえ、ちょっとこれ見てよ」と読ませずにはいられない可笑しさでした。どこがどう面白いって、解説してしまってはもったいない。ぜひ、みなさん、どこかでお見かけになったら、パラパラってめくったりしないで、最初から1ページずつ読んでみてください。ストーリーは単純ながら二転三転の、小さなお子さんにも楽しめる面白さ。画面に描かれた芸の細かいユーモアは、大人のほうがより楽しめるかも。 <ZonchBrowserPro@nttkyo679246.tkyo.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp> |
えみりいさん 図書館で返却待ちをして借りてきました。 表紙の、リスの頑張っている様子がとてもいいですね。 表紙を開いたとたんに「月」の謎が解けるとは思っていなかったので、こんなに簡単に明かして良いのかと、ちょっとビックリしました。でもその後の展開は、「月」のことがわかっているから余計に可笑しいんですね。 彩色も、現実シーンは最小限の色が付いていて、想像シーンはモノクロで、とメリハリがありますね。絵は写実的なのに、内容は漫画ですよね。この絵でこんな面白いストーリーを描いてしまうというところが、すごいと思いました。 結局当事者たちは、最後まで「月」の謎が解けていないのも良いですね。 あまり小さい子には、この本の本当の面白さはわからないでしょうけど、小学生なら大丈夫かしら。 <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; .NET CLR 1.1.4322)@U070196.ppp.dion.ne.jp> |
カコさん もう、わたしはこういうの大好きです。リスのばかばかしくリアルな想像(妄想?)も、かわいそうなハリネズミの哀れな姿も、後先考えずに行動してしまうヤギのわけのわからなさも、たまりません。 > あまり小さい子には、この本の本当の面白 > さはわからないでしょうけど、小学生なら大 > 丈夫かしら。 小さい子の場合は、リスたちのドタバタだけでも楽しめそうな気がしますが、年齢が上がるにつれて、本当の楽しみどころを味わえるようになるという作品ですね。ことばのほうも、すっとぼけたところがあって、いい感じ〜。小学校高学年の子とかに笑ってほしい! <ZonchBrowserPro@nttkyo462060.tkyo.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp> |
み、み、みました。この絵本、ライプチッヒの書籍市で。 この書籍市にあわせてノミネート作品を発表するんです。 引き込まれて読んでしまったわたしでした。 この作者の二作目だそうです。 「一作目もすごくよかったんだから〜!!」と編集者さんが力説してました。 (たぶん彼女も、すでに日本語版への版権が売れていたことを知らなかったで しょう) な、なんと、もう松永美穂さん(早稲田大の先生。『朗読者』がヒット)が訳しておられるんですね。 ど、ど、どんな日本語になっているんだろう。 す、す、すぐ借りてこようっと。 <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)@59-171-98-61.rev.home.ne.jp> |