Page 433 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼【新刊読み物】サフィーの天使 ケンタ(WYN-1038) 07/3/26(月) 10:49 ┗Re:【新刊読み物】サフィーの天使 hanemi 07/3/27(火) 8:27 ┗Re:【新刊読み物】サフィーの天使 ケンタ(WYN-1038) 07/3/27(火) 10:59 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 【新刊読み物】サフィーの天使 ■名前 : ケンタ(WYN-1038) ■日付 : 07/3/26(月) 10:49 -------------------------------------------------------------------------
『サフィーの天使』ヒラリー・マッカイ作 冨永星訳 小峰書店(2007.01) "Saffy's Angel" by Hilary McKay 2001 あのカッソン家の兄弟の物語が邦訳されました。 カッソン家は、ロンドンから列車で1時間ほどのところにある、バナナハウスという家に住んでいます。両親は画家で、子どもたちにはみな色の名前がついています。動物が大好きで、不器用だけど家族を心から愛しているカドミウム、控えめで物静かだけど「極地探検家」を目指しているインディゴ、芸術家肌ではっきりした性格のパーマネント・ローズ。ところが2番目のサフランの名前だけは、カラーチャートにのっていません。サフランはママの双子の妹リンダの忘れ形見なのです。 おじいちゃんが亡くなって、遺言書に「サフランへ。庭にあるサフランの天使を。」と書き残したことを知ったとき、サフランはその天使を探す決心をします。サフランの頭に浮かんできたのは、白い石が敷きつめられた、明るい庭の風景でした……。 読んでいるうちに、個性的なお母さんと子どもたちが自由にのびのびと暮らすバナナハウスの様子が生き生きと浮かんできました。賑やかで愛情あふれる家族に囲まれて育ちながらも、自分は本当の兄弟ではないという寂しさをずっと抱えていたサフィーの思い切った行動や、それを応援しようとする兄弟のむちゃくちゃとも言える行動がとても微笑ましく、最後まで一気に読んでしまいました。 <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1)@f8client246.across.or.jp> |
ケンタさん、こんにちは。 このシリーズ、やまねこでも人気がありますよね。メルマガ2003年1月号外に原書のレビューが掲載されていますし、続編もこの掲示板で話題になりました。 私は邦訳で初めて読みました。最初、お父さんに対して腹が立って腹が立って、もう読むのをやめようかとまで思いましたが、途中からそんなことはどうでもよくなりました。クライマックスのドライブの場面がよかったです。ときどきあの場面を思い出して余韻にひたっています。そんなことは久しぶりかも。 聞いたところでは、お父さんはこの先ますますひどく(?)なっていくそうなので、続編を読むのが楽しみなような、怖いような……。 ** hanemi (WYN-1036) ** <Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.8.0.10) Gecko/20070216 Firef...@eatkyo230029.adsl.ppp.infoweb.ne.jp> |
hanemiさん、 コメントをありがとうございます! そうなんですよね〜。あのドライブ。兄弟の絆がよくあらわれているなあと思います。20年ぶりにペーパードライバーを返上したわたしとしては、キャディーの勇気に脱帽です。 お父さん、ほんっとにひどいんですよ〜。特に“Permanent Rose”を読んでそう思いました。でもお父さんも含めて個性的な家族に、目が離せないです。『サフィーの天使』のあとがきで、キャディーを主人公にした作品(“Caddy Ever After”)が出たことを知ったので、近いうちに読みたいと思っています。 <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1)@f1client38.across.or.jp> |