Page 419 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼【読み物】カーテンの陰の悪魔 蒼子(WYN-1031) 07/3/5(月) 20:56 ┗Re:【読み物】カーテンの陰の悪魔 ぐりぐら★WYN-1039 07/3/6(火) 8:34 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 【読み物】カーテンの陰の悪魔 ■名前 : 蒼子(WYN-1031) ■日付 : 07/3/5(月) 20:56 -------------------------------------------------------------------------
昨年の10月発行なので、新刊というにはちょっと遅いのですが、アガサ賞にノミネートされているので、読みました。 『カーテンの陰の悪魔』イングリッドの謎解き大冒険2 ピーター・エイブラハムズ作 奥村章子訳 ソフトバンク クリエイティブ(2006.10) BEHIND THE CURTAIN: AN ECHO FALLS MYSTERY" by Peter Abrahams 2006 ★2006年度アガサ賞候補作 【あらすじ】 イングリッドはサッカーと演劇に夢中な13歳。ある日、授業中に友達とメモを交換しているところを先生にとがめられ、苦手な数学祭に出ることになってしまった。最近なんだか高校生の兄のようすがおかしい。おまけにお父さんも仕事がうまくいっていないようで、不機嫌だ。 数学祭の朝、寝坊してしまったうえに、すでに父も母も仕事に出かけた後。あわてて自転車で行こうと納屋に入ったとたん、いやなにおいの布を口にあてられて気がつくとまっくらなところにいた。どうやら車のトランクらしい。必死で逃げだしたがかすり傷ひとつ負っていなかったため、数学祭をサボった言いわけだと思われてしまう。イングリットは自分で犯人をみつけようとする。 【感想】 前作以上にはらはら、どきどきの連続で一気に読んでしまいました。この作品の魅力は、イングリットの目からみた家族や先生、おじいちゃんなどまわりの人たちの様子がリアルに描かれているところでしょう。子供が読んでも、大人が読んでも、ある、あるそういうこと、と共感できるでしょう。親の目で読むと、子供にはこう映るのかと反省させられます。 ホームズの引用を交えながら、イングリットがひとりで奮闘するところはどきどきの連続。今回は親にも信じてもらえないのに、兄が関わっているのではという不安から打ち明けることもできずに苦しみます。そんなとき、頼りになるのがおじいちゃん。でもどうやらこのおじいちゃんが今後の鍵をにぎっている気配がします。続編も紹介されるとのことでうれしいです。 劇団での今回の出し物は『オズの魔法使い』。こちらの考察も楽しめます。 ▼前作の感想(先頭にhをつけてください) ttp://www.yamaneko.or.tv/open/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=529;id=dokusho げー、前回は名前間違えてました。「イングリッド」が正しいです。両親はイングリッド・バーグマンから名前をつけたのですが、イングリッド自身は気に入っていないんです。2006年MWA賞(エドガー)賞YA小説賞候補になり2005年度アガサ賞を受賞しています。 ** 蒼子 WYN-1031 ** <Mozilla/5.0 (Windows; U; Win98; ja; rv:1.8.0.10) Gecko/20070216 Firefox/1.5.0.10@4.84.112.219.ap.yournet.ne.jp> |
蒼子さん わたしもこの本を今年に入ってからMY図書館で見つけたのですが、よく見たら「2巻」で「じゃあ、1巻はどこに?」と探してもなかなか見つからなくて、結局その日は借りられませんでした。で、先日ようやく1巻をゲット。(よくあることですが、そうなると2巻がなかなか見つからなくなる……)これからさっそく読みますので、読んだらコメントさせてもらいま〜す。 ぐりぐら <ZonchBrowserPro@eaoska234036.adsl.ppp.infoweb.ne.jp> |