Ｐａｇｅ 281 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ ＩＮＤＥＸ ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼【新刊読み物】『コービィ・フラッドのおかしな船旅』 つー 06/10/19(木) 20:35 ┣Re:【新刊読み物】『コービィ・フラッドのおかしな船旅』 shoko(WYN-1042) 06/10/20(金) 4:21 ┗Re:【新刊読み物】『コービィ・フラッドのおかしな船旅』 ぐりぐら★WYN-1039 06/10/20(金) 8:36 ┗Re^2:【新刊読み物】『コービィ・フラッドのおかしな船旅』 つー 06/10/21(土) 15:20 ─────────────────────────────────────── ■題名 ： 【新刊読み物】『コービィ・フラッドのおかしな船旅』 ■名前 ： つー ■日付 ： 06/10/19(木) 20:35 -------------------------------------------------------------------------
| 『ファーガス・クレインと空飛ぶ鉄の馬』に続く、「ファニー・アドベンチャー」シリーズ第２弾。『ファーガス〜』と同じ世界の出来事ですが、直接の関わりはなく、コービィという少女が主人公です。第３弾の "Hugo Pepper" はネスレ子どもの本のショートリストに入りました。 ＝＝＝＝＝ 『コービィ・フラッドのおかしな船旅』 ポール・スチュワート作 クリス・リデル絵 唐沢則幸訳 ポプラ社 2006.09 ISBN 4591094146 "Corby Flood" by Paul Stewart & Chris Riddell Doubleday, 2005 コービィの父親は有名な設計士でしたが、自分の設計した橋が開通式に崩れるという事故がおき、気力を無くしてしまいました。そのため家族は引っ越すことになり、貨物船ＳＳユーフォニア号で旅立ちます。ところが、船の乗客はみんな一癖あり、それぞれが何かを隠しているようです。コービィたちは無事目的地へ到着するのでしょうか。 「崖の国物語」シリーズで魅力的な絵を描いたリデルが、「ファニー・アドベンチャー」シリーズでは作品の面白さの半分を担っています。挿絵の多さはコミックと読み物の中間、少し読み物よりといったところ。前作同様、カバーの裏が地図になっており、裏表紙に至るまで手を抜いていません。ＳＳユーフォニア号の船旅は、「ホッフェンディンクの旅ガイド」という旅行ガイドのとおりに進みますが、その本を読んでいるのがコービィで、本の中にガイドのページがあるという二重構造になっています。その他にも楽しい仕掛けや謎が満載の、エンターテインメント作品となっております。ちなみに、コービィの転校する小学校が「港高台小学校」。「わらうヤギ」も登場します。ファーガスを読んでいる方なら、「！」ですね。 つー☆WYN-1016☆ |
| つーさん お知らせありがとうございます。 またこのコンビの本なのですね。 でもでも、ファーガスのその後は……？ ひょっとして、続くような感じだったのに、続編でないなんて。 世界が同じということなので、ぜひ読んでみたいと思います。 裏が地図というのは、『ファーガス・クレイン〜』も同じですね。 絵がたくさんあるので、読書の苦手な男の子でも手に取りやすそうだなという印象です。 |
| つーさん、shokoさん わたしはこの作品を原書で読み始めて、途中でそのままになっています〜（ダメじゃん＞自分） 毎年このシリーズはネスレ子どもの本賞のショートリストに残っているんですよね。３年連続です。 ぐりぐら★WYN-1039 |
| shokoさん ぐりぐらさん 「ファニー・アドベンチャー」シリーズは、ポール・スチュワートとクリス・リデルが楽しんで作っているのがよくわかりますね。だけど自己満足に陥ってないので、読者も白けず作品の世界へ入っていけます。それと、「港高台小学校」という訳が妙に生活感あって、この一言が日本の読者と地続きになる効果を出してるようで面白いと思いました。原作でどう書かれているのか分からないけど、普通だと「港の見える小学校」的な表現になりやすいですよね。 だけど『コービィ〜』の最後はなんでこれなのか今一つ理由がわからない。他にもっと驚かせる仕掛けがあってもいいように思うのですが。 ファーガスは続きがあるはずですよね。フィンとビルとジャクソンがどうなっちゃたのか心配でしょ〜。 つー☆WYN-1016☆ |