Page 173 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼【新刊読み物】ハリー・ポッターと謎のプリンス ぐりぐら★WYN-1039 06/5/29(月) 12:53 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 【新刊読み物】ハリー・ポッターと謎のプリンス ■名前 : ぐりぐら★WYN-1039 ■日付 : 06/5/29(月) 12:53 -------------------------------------------------------------------------
ハリー・ポッターと謎のプリンス (Harry Potter and the Half-Blood Prince) J・K・ローリング/松岡佑子/静山社/2006.05 5巻で大切な人を亡くしたハリーは、6年生に進級。OWL試験も合格し、今年はダ ンブルドアの個人教授を受けることになる。スネイプが念願の「闇の魔術に対する防 衛術」を受け持つことになったため、今年の魔法薬学の授業は新しい先生が担当とな る。その魔法薬学で、ハリーは素晴らしい成果を修め始める。というのも、偶然手に した昔の教科書には、前の持ち主が書き込んだらしい様々なアドバイスや呪文が残さ れていたのだ。「半純血のプリンス蔵書」と書かれたその教科書……一体半純血のプ リンスとはだれなのだろうか? そして、個人教授を始めたダンブルドアの真意は? 不穏な動きを見せるドラコは、なにを企んでいるのだろうか? そして、スネイプは 本当はだれの味方なのか? まあまずまずという感じだった。とにかく話が気になるので読み始めると本を置く ことができなかった。今までの伏線がさらに一層地下へもぐりこんでいったような感 じがする。この巻で解決された謎はなにもなく、最終巻が早く読みたい。最初に「賢 者の石」を手にした時、こんなにスネイプが謎の中心に近い存在とは思わなかった。 スネイプがどちらのスパイなのか、わたしにはほかの謎よりこの謎のほうが気になっ てしまう。ちなみに4年生の娘は「ヴォルデモード側じゃないの」と言っていた。子 どもならそう思わずにはいられないような結末が描かれている。だが、大人のわたし は、「う〜ん、まだわからん」と思っている。正直、ハリーの悩みやハリーの成長よ りスネイプの描かれ方のほうがおもしろい気がしてしまう。ハリー、ロン、ハーマイ オニーは4巻くらいから始まった恋愛関係をより複雑なものにしてしまっている。こ の件に関しては賛否両論あるようだが、思春期を迎えれば、この話題を避けるほうが わざとらしいと思うので、個人的にはかえって子どもたちには受け入れられるように 思える。 ぐりぐら★WYN-1039 |