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 ▼【グ】『ぼくたちのピーナッツ』"Monkey Nut"  muzu(WYN-1056) 14/7/30(水) 7:51
   ┗Re:【グ】『ぼくたちのピーナッツ』"Monkey Nut"  mapleleaf(WYN-2288) 14/8/3(日) 10:45

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 ■題名 : 【グ】『ぼくたちのピーナッツ』"Monkey Nut"
 ■名前 : muzu(WYN-1056)
 ■日付 : 14/7/30(水) 7:51
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   みなさん

 こんにちは。

 mapleleafさんが分かちあうことの大切さを教えてくれる "Sidney, Stella and the Moon "(#4194)をご紹介くださいましたので、わたしも一冊、やはり「分かち合い」がテーマの作品をご紹介しますね。こちらは、グ賞のノミネート作品で邦訳です。

『ぼくたちのピーナッツ』
サイモン・リカティー文・絵/中川ひろたか訳
講談社 定価1,400円(本体) 2013.10 32ページ ISBN:978-4062830706
"Monkey Nut" by Simon Rickerty
Simon & Schuster Children's Books, 2013
★2014年ケイト・グリーナウェイ賞ノミネート作品

 あおくんとあかちゃんがピーナッツを発見! でも、ひとつだけです。ぼくのだ、わたしのだと大騒ぎするふたりは、ピーナッツをソファやぼうしに見立てて、自分のものだと主張します。そこへ、もっと大きなくろちゃんがきて……。
 Monkey nuts が落花生のこととは知らず、邦訳のタイトルがピーナッツだったので、柿の種のお供に入っている、殻をむいたピーナッツを想像したのですが、こちらは殻のついた落花生のほう。見つけた落花生を取り合うあおくんやあかちゃんは、絵の具を紙にぺしゃっとたたきつけて、足を生やしただけのキャラクターなんですが、これがまた表情ゆたかで楽しいです。「ぼくの、わたしの」が「ぼくたちの」に変化していくストーリーは単純明快に「分かち合う」ほうが楽しいということを教えてくれるます。原作では画面いっぱいに "Mine!" といろいろな大きさのフォントで描かれたページがあるのですが、邦訳では「わたしの」だけでなく「おいらの」や「わたくしの」などさまざまに訳されていて、日本語の語彙の多さと表現力の豊かさに感心しました。単純明快な画面構成とシンプルなストーリーで、小さいお子さんがきっと喜んでくれる一冊です。

作者の作品紹介ページ(頭に"h"をつけてください)
ttp://www.simonrickerty.com/181788/books/

muzu

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 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:【グ】『ぼくたちのピーナッツ』"Monkey Nut"  ■名前 : mapleleaf(WYN-2288)  ■日付 : 14/8/3(日) 10:45  -------------------------------------------------------------------------
   muzuさん

こんにちは。
「分かち合い」をテーマにした絵本のご紹介ありがとうございます。

実は『ぼくたちのピーナッツ』も図書館で読んで、素敵な絵本だなと思っていたのですが、感想をうまく文章にできず、そのままになっていました。

>「ぼくの、わたしの」が「ぼくたちの」に変化していくストーリーは単純明快に「分かち合う」ほうが楽しいということを教えてくれるます。

そうそう、そうでした。「分かち合う」楽しさがすとんと心に入ってくる感じですよね。

そして、原作の味わいは多彩な日本語で表現されていたんですね。

>原作では画面いっぱいに "Mine!" といろいろな大きさのフォントで描かれたページがあるのですが、邦訳では「わたしの」だけでなく「おいらの」や「わたくしの」などさまざまに訳されていて、日本語の語彙の多さと表現力の豊かさに感心しました。>

もう一度読んでみたくなりました。

mapleleaf

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