Page 144 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼【カ】"Time Bomb" ケンタ(WYN-1038) 06/5/9(火) 22:29 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 【カ】"Time Bomb" ■名前 : ケンタ(WYN-1038) ■日付 : 06/5/9(火) 22:29 -------------------------------------------------------------------------
これまたショートリストからはもれてしまった作品です。 "Time Bomb" by Nigel Hinton Puffin Books 2005 ISBN0141318333 【あらすじ】 1949年7月22日金曜日。すべては、ほんのささいな誤解から始まった。 小学校生活最後のその日、エディーは大好きだった担任の先生を敵に回してしまった。それをきっかけにすべてが悪いほうに動き出し、教区牧師も義理の父親も、エディーにつらくあたるようになった。エディーの言うことに耳を貸そうとする大人はいなかった。エディーの仲間のアンディとマニー、そしてボブも、それぞれに大人に対して不信感を募らせていた。そんな時、4人は戦争中にドイツの爆撃を受け廃墟になった場所で、不発弾を発見する。 【感想】 子どもから大人になろうという時期の少年達の友情物語。死の影が漂い、郷愁にあふれているところなど、映画『スタンド・バイ・ミー』や湯本香樹実『夏の庭』をほうふつとさせる。結末はかなりダーク。主人公と同じ年頃の小・中学生よりも、大人が少年・少女時代を懐かしみながら読むのに向いているかも知れない。 |