Page 1202 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼【新刊読み物】『もういちど家族になる日まで』 みちこ(WYN-1057) 12/5/25(金) 13:43 ┗Re:【新刊読み物】『もういちど家族になる日まで』 モリー(WYN-2255) 12/5/25(金) 22:35 ┗Re:【新刊読み物】『もういちど家族になる日まで』 みちこ(WYN-1057) 12/5/26(土) 8:33 ┗Re:【新刊読み物】『もういちど家族になる日まで』 あぴる(WYN-2034) 12/5/27(日) 18:25 ┣Re:【新刊読み物】『もういちど家族になる日まで』 みちこ(WYN-1057) 12/5/27(日) 23:01 ┗Re:【新刊読み物】『もういちど家族になる日まで』 モリー(WYN-2255) 12/5/29(火) 11:44 ┗Re:【新刊読み物】『もういちど家族になる日まで』 あぴる(WYN-2034) 12/5/30(水) 20:32 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 【新刊読み物】『もういちど家族になる日まで』 ■名前 : みちこ(WYN-1057) ■日付 : 12/5/25(金) 13:43 -------------------------------------------------------------------------
『もういちど家族になる日まで』2011.12 スザンヌ・ラフルーア作/永瀬比奈訳/徳間書店 ISBN: 978-4198633172 "Love, Aubrey" by Suzanne Lafleur 2009 バージニア州に住む11歳の少女オーブリーは、家族4人で車に乗っていた時に事故に遭い、パパと妹を失った。そしてある日、ママが黙って姿を消してしまった。オーブリーは、バーモント州のおばあちゃんの家で暮らすようになる。やさしくてしっかりしたおばあちゃん、隣の家に住む新しい親友とその家族、スクール・カウンセラーの先生などに支えられながら、何とか新しい暮らしになじんでいく。ママの無事も確認され、再会を果たすことはできた。でもママは、ショックと悲しみで心を病んでいて、オーブリーとの暮らしを取り戻す準備ができていない。 オーブリーの一人称の語りがとても素直で、それだけに、切ない。パパと妹を失った悲しみだけでも耐えられないのに、自分に対するママの愛情にも不安を感じてしまう。おばあちゃんや友達と楽しく過ごし、大きな声で笑えることもある。でも、つらいことを思い出し、吐き気を感じることも、しょっちゅう。そんな場面から、どうしようもない不安や苦しみが伝わってきた。これからのオーブリーに必要なのは、パパと妹の死を受け入れ、ママと再出発するという前向きな気持ちなのだろう。実際、封じ込めていた思いを手紙に書くなどして、気持ちは変化してきている。でも、おばあちゃんやバーモント州の友達への感謝の気持ちとの葛藤もある。突然の事故や災害で家族を失うということについて、いろいろと考えさせられる物語だ。でも、オーブリーを取り巻く人々はほんとうに温かく、やさしさがあふれている物語でもある。悲しみや苦しみが消えることはないかもしれないけれど、オーブリーとママが、もういちど家族にもどれる日が、早く来ますように。 みちこ(WYN-1057) <Mozilla/5.0 (Macintosh; Intel Mac OS X 10_6_8) AppleWebKit/534.57.2 (KHTML, li...@FLA1Aam053.tky.mesh.ad.jp> |
みちこさん、こんにちは。 私も先日、この本を読んだばかりです。 家族を失って、残された家族も壊れてしまう……とても切ない物語ですよね。 オーブリーが周囲に支えられて立ち直っていく姿に、ほっとしました。 訳者あとがきでも触れられていましたが、 原題"Love, Aubrey"は手紙の末尾の言葉なんですよね。 手紙はこの物語の中で重要な役割を果たしています。 気持ちを文章にすることは、その気持ちと正面から向き合うことにつながるのでしょ うね。そんなことを感じました。 モリー(WYN-2255) <Mozilla/5.0 (compatible; MSIE 9.0; Windows NT 6.0; Trident/5.0)@p2147-ipbf3303hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp> |
モリーさん、さっそくのコメント、ありがとうございます! >訳者あとがきでも触れられていましたが、 >原題"Love, Aubrey"は手紙の末尾の言葉なんですよね。 >手紙はこの物語の中で重要な役割を果たしています。 >気持ちを文章にすることは、その気持ちと正面から向き合うことにつながるのでしょ >うね。そんなことを感じました。 そうですね。手紙を書くこと、思いを言葉にすることって、大切なのでしょうね。 オーブリーが手紙を書くたびに、読んでいる私の心も少しずつ軽くなったようなところがあります。 この本を読んで、いまの日本にも家族を失ってつらい思いをしている子どもたちがたくさんいるんだということに、改めて気づきました。 ところでモリーさん、カ賞の候補作のレビューをたくさん書いていらして、すごい! 反応できてなくて、すみません。でも一通り読ませていただきました。14日の受賞作発表が楽しみですね! みちこ(WYN-1057) <Mozilla/5.0 (Macintosh; Intel Mac OS X 10_6_8) AppleWebKit/534.57.2 (KHTML, li...@FLA1Aac011.tky.mesh.ad.jp> |
みちこさん、モリーさん 『もういちど家族になる日まで』を 読んでくださり、ありがとうございます。 特に大きなできごとがあるわけでもなく、 心の動きだけで読ませるので、 読者が飽きてしまわないかな、と心配でしたが、 オーブリーの思いがちゃんと おふたりに届いていて、うれしく思いました。 ふだん無精で、なかなか掲示板に訪れないのですが、 ニャン公さんが「話題になってるよ」と 教えてくださいました。ニャン公さん、ありがとう♪ あぴる <Mozilla/5.0 (compatible; MSIE 9.0; Windows NT 6.0; Trident/5.0)@125x100x103x211.ap125.ftth.ucom.ne.jp> |
あぴるさん コメントをいただいてとてもうれしいです。ありがとうございます! 最初から最後まで、オーブリーの気持ちがひびいてきました。 もっと書きたいけれど、ネタばれになってしまいそうなので、これだけにしておきますね。 また読書室をのぞいてくださったらうれしいです。 みちこ(WYN-1057) <Mozilla/5.0 (Macintosh; Intel Mac OS X 10_6_8) AppleWebKit/534.57.2 (KHTML, li...@FLA1Aap118.tky.mesh.ad.jp> |
あびるさん コメント、どうもありがとうございます。 手紙のことももちろんですが、周囲の人たちの優しさも胸にしみました。 そして、それをきちんと受け止めていくオーブリー、素敵な女の子ですよね。 あびるさんがおっしゃるように、特に大きなできごとは起こりませんけれど (大きなできごとは物語が始まる前に起こってしまっているのですよね) 飽きるなんて、とんでもない。一気読みでした! まだまだあれこれ書きたいのですが、ネタばれしそうなので、 私もこの辺でやめておきますね。 未読の方、ぜひ読んでみてください! モリー(WYN-2255) <Mozilla/5.0 (compatible; MSIE 9.0; Windows NT 6.0; Trident/5.0)@p2147-ipbf3303hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp> |
みちこさん、モリーさん どうもありがとうございます! 心を描ける翻訳者になれるよう、 これからも精進していきたいです。 やまねこのみなさんのパワーをいただきながら。。。 あぴる(WYN-2034) <Mozilla/5.0 (compatible; MSIE 9.0; Windows NT 6.0; Trident/5.0)@125x100x103x211.ap125.ftth.ucom.ne.jp> |