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 ▼【新刊読み物】『エリザベス女王のお針子』  おちゃわん 11/10/6(木) 9:19
   ┗Re:【新刊読み物】『エリザベス女王のお針子』  ぐりぐ 11/10/6(木) 14:55

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 ■題名 : 【新刊読み物】『エリザベス女王のお針子』
 ■名前 : おちゃわん
 ■日付 : 11/10/6(木) 9:19
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   ミステリーの新刊です!
エリザベス一世の治世。めくるめく宮廷を舞台に暗躍する人々の野望、中傷、うたかたの夢。かくもはかない人の命。豪華なファッションもたっぷり味わえます。


『エリザベス女王のお針子』裏切りの麗しきマント
ケイト・ペニントン 作 柳井 薫 訳 徳間書店 2011.8


 領主のおかかえ仕立て職人である父をもつメアリーは十三歳、刺繍が大好きなお針子だ。職人仲間のたあいない軽口にも混ざらずひとり針を動かす。彼女にとって美しい自然をその針でぬいつけていくことこそ最高の喜びだった。ところがある日、職人頭である父の帰りを待っているとき、不審な人影がとんでもない陰謀を企てる話を聞いてしまう。しかもそこへ戻ってきた父は彼らに殺されてしまう。「ここで見たことはけっして口に出してはいけない」父はメアリーに固く約束させて逝ってしまった。

 舞台は16世紀イングランド。かのヘンリー八世の離婚問題に端を発した、イングランド国教会と、ローマのカトリック勢力の争いが物語の縦糸。こよなく刺繍を愛し、田舎の自然を愛するメアリーの生き様が横糸に、少女の夢と冒険が織り出される。即位したばかりの若い女王の命をねらう陰謀に、メアリーはいやおうなく巻き込まれていく。
 あの時代はかくも絢爛豪華な衣装の数々が、こんなにも人の手をかけて作り出されたのかとびっくり。けれどもそれらは、人々の夢や野望の形であり手段でもあったのだ。市井の人々の暮らしも細かに描かれ、貴族のありようも垣間見ることができる。実在の人物も登場して臨場感たっぷり。美しい刺繍の数々とともに、血なまぐさい香りも漂うお話だ。


おちゃわん

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 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:【新刊読み物】『エリザベス女王のお針子』  ■名前 : ぐりぐ  ■日付 : 11/10/6(木) 14:55  -------------------------------------------------------------------------
   おちゃわんさん

おお、わたしの好きな時代が舞台の作品ですね。わたし、中世イギリスが大好きなんです。かなり血なまぐさい時代というのがなんとも魅力的。

ぜひぜひ読みたいと思います。


ぐりぐら

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