Ｐａｇｅ 11 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ ＩＮＤＥＸ ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼【新刊絵本】『綱渡りの男』 shoko(WYN-1042) 05/10/20(木) 17:08 ┣Re:【新刊絵本】『綱渡りの男』 こけもも 05/10/22(土) 7:34 ┃ ┗Re^2:【新刊絵本】『綱渡りの男』 shoko(WYN-1042) 05/10/22(土) 7:45 ┃ ┗Re^3:【新刊絵本】『綱渡りの男』 レイラ 05/10/22(土) 11:31 ┃ ┗Re^4:【新刊絵本】『綱渡りの男』 yoshiyu 05/10/22(土) 14:38 ┗Re:【新刊絵本】『綱渡りの男』 ぎねびあ（WYN-2135） 05/10/22(土) 14:59 ─────────────────────────────────────── ■題名 ： 【新刊絵本】『綱渡りの男』 ■名前 ： shoko(WYN-1042) ■日付 ： 05/10/20(木) 17:08 -------------------------------------------------------------------------
| 去年のコールデコット賞で、たしか私がやまねこ賞の未訳部門の投票した絵本です。 ********** 『綱渡りの男』 モーディカイ・ガースティン作 川本三郎訳 小峰書店 ISBN:4338202041 ニューヨークの街で一番高い建物。それはふたつのタワー。ちょうど同じ高さで並んでいるこのタワーに惹かれたひとりの若者が見つめている。。大道芸人のフィリップだ。パリのノートルダム寺院にロープをはって歩いたこともある彼は、ひそかに計画を練り、まだ全部が完成していないあのタワーにしのびこみ、友人の協力を得てロープをはることにした。黒いシャツとタイツを身につけたフィリップは朝日をあびて、ゆっくりと綱の上に進みでる。彼の人生はこの日のためにあったのだ……。 物語もいいのですが、私は特に絵にひかれました。大胆な構図に、抑えながらも美しい色使い。子どもにも読み聞かせましたが、彼らは自分も高いところにいるような気分になったらしく、「こわい〜」といいつつも最後までじっと絵本をみていました。 今はなき、ツインタワーを背景にしたこの絵本、テロのことを思い出し、少し切なくなりました。 |
| shokoさん、こんにちは。 川本三郎氏というのが、すごいですね。 さっそく注文しました！ こけもも |
| こけももさん 上の息子、こわい〜といいながら気に入ったのか、一人でもぱらぱらとこの絵本よく見ています。 |
| shokoさん、こけももさん、 下の子に頼まれてKinderのクラスで原書の読み聞かせをしたことがあります。みんな真剣なまなざしでした。読み終わったとき、どうしてビルがなくなったんだとクラス中の子に聞かれました。この子たちは9/11のときに小さすぎたから知らないんだよね。上の子たちになると、この絵本から、はっきり覚えている事件のテレビ画像を思い出すみたいです。 レイラ WYN-1037 |
| shokoさん、こけももさん、レイラさん つい先日、原書で読みました（いまごろ！）。 かなり迫力がありますよね。自分まで、ほんとうに渡っているかの ような気持ちになりました。 邦訳も、早く読みたいです。 ☆★☆yoshiyu（WYN-1028）☆★☆ |
| shokoさん、みなさん、 書き込むのもちょっと勇気がいったのですが。 これ、原書を持ってます。実話ですよね。すごいですよね。 わりと近くに住んでいたことがあり、いろいろ思い出もある場所なので、事件のショックが大きく（帰国後でしたが）、新刊でみつけた時は怖くて買えませんでした。でもその後某書店でふと目に入り、やっぱり読めってことなのかなと思って買いました。 そういう目で読んだからかもしれませんが、どことなくグレイがかった色調が淋しげで、ツインタワーへのレクイエムとして描かれたのだと感じました。こんな素敵な空間があったんだよ、みんなそれを忘れないで、という……。 書き出しが "Once there were ﾉ" で始まるのが印象的です。邦訳はどうなっているのでしょう？ 屋上（展望デッキがありました）に出たこともありますが、かなり風が強いので、あそこで綱渡りができたこと自体、奇跡のような気がします。 ぎねびあ（WYN-2135） |