Page 1048 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼【新刊絵本】『ベンジーのもうふ』 ワラビ 11/1/22(土) 15:14 ┗Re:【新刊絵本】『ベンジーのもうふ』 ナウシカ(WYN-2165) 11/2/18(金) 22:07 ┗Re:【新刊絵本】『ベンジーのもうふ』 安寿 11/2/19(土) 10:04 ┗Re:【新刊絵本】『ベンジーのもうふ』 ワラビ 11/2/27(日) 13:35 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 【新刊絵本】『ベンジーのもうふ』 ■名前 : ワラビ ■日付 : 11/1/22(土) 15:14 -------------------------------------------------------------------------
みなさま、こんにちは。 やまねこ賞も終わりましたが、次の投票にむけて、読んだ本、おすすめの本を、こちらの読書室掲示板でどんどん紹介してくださいね。 すてきな絵本を読みました。地味な絵本ですが、とっても魅力的です。 -------------------------------------- 『ベンジーのもうふ』 マイラ・ベリー・ブラウン文 ドロシー・マリノ絵 まさきるりこ訳 あすなろ書房 2010.10 "Benjy's Blanket" (1962) by Myra Berry Brown and Drothy Marino (奥付には、イラストのコピーライトのみ記載) ベンジーは、赤ちゃんのときの毛布が大好きで、手放すことができません。やわらかくて肌触りのいい、でも、ぼろきれのように見える毛布を、いつも持ち歩いています。幼稚園にも、散髪屋さんにも、歯医者さんにも、夜ねるときにも! お母さんはよくわかってくれていて、「もうじき そのあかちゃんもうふがいらなくなるわよ」といいます。さて、本当でしょうか? 毛布や、なじみのある物と、なかなか離れられない子はいますね。ベンジーは、どのようにさよならしていくのでしょうか。作者は、決してせかせることなく、ていねいに、あたたかく、ベンジーの日常と成長を描いていきます。きっかけとなるできごとは、少し意外でもありますが、なるほど!と、きっと誰でもにっこりとすることでしょう。子どもたちもじわじわとひきこまれていくような、魅力的な絵本です。 白黒に、オレンジ色だけをのせた、決して派手ではない絵も、作品にぴったり。昔風の絵ではありますが、古臭さは感じられません。見返しには、おとなりの家のネコが、上を見上げているところを、真上からのアングルで捕らえていて、ネコ好きの人は、きっと一目ぼれすることでしょう。 ワラビ(wyn-1001) <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; GTB6.6; .NET C...@210-248-131-017.jp.fiberbit.net> |
▼ワラビさん: これも読みました〜。 原作は、1962年に刊行されたんですね。 40年以上も経つのに、いいものは、どんな時代にもいいと感じるんですね〜。 私も小さい頃、シルクのような肌触りの縁取りがついた毛布を「つるつる」といって手放せなかったのを思い出しました。 「つるつる」「ふわふわ」「くちゅくちゅ」呼び方は人それぞれですが、だれもが「マイ毛布」を持ってるんですね〜。 そういえば、私はあの「つるつる」いつ卒業したんだろう? <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; YTB720; .NET C...@softbank221021003011.bbtec.net> |
ワラビさん、ナウシカさん、こんにちは。 わたしも、これ以前に読んで、いいな〜と思っていました。 わたしは子どものころにこういう経験がないんですが、いちばん下の弟が、母親のガーゼの寝間着の一部を、どこへ行くにも持っていったのを覚えています。ピンクの柔らかな(くたくたになった)、ハンカチぐらいに切ったものでしたが、弟はいつもそれを口にあててました。 親たちはかなり心配し、ときにはそれを笑う大人もいたので(まあ、軽くからかうという感じでしたが)、この絵本のように温かく見守られているベンジーは幸せだと思います。 だれもがなんらかの記憶を呼び起こすような力が、この絵本にはあるような気がしました。 安寿(WYN-2249) <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; GTB6.6)@chb14-p1.flets.hi-ho.ne.jp> |
▼安寿さん、ナウシカさん、みなさん、こんにちは。 コメントありがとうございます! 自分自身のことでなくても、それぞれの持つ思い出と重なって、心の奥に届く絵本なんでしょうね。 手ざわり、肌ざわり、っていうのは、子どもにとって重要なものなんだろうなと思います。うちの息子は、2歳を前におっぱいを卒業してすぐ、体の一部分(首から上)をさわるようになりました。やはりさわり心地が良いのだそうです。 さて、このブラウンさん、マリノさんコンビで、『スティーヴィーのこいぬ』という絵本も出ましたね。こちらも手にとってみたいと思っています。 ワラビ(wyn-1001) <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; GTB6.6; .NET C...@210-248-131-017.jp.fiberbit.net> |