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【4870】【新刊読み物】『わたしがいどんだ戦い 1939年』
 BUN  - 17/10/19(木) 10:12 -

引用なし
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   きのう読みました。

『わたしがいどんだ戦い 1939年』キンバリー・ブルベイカー・ブラッドリー作 大作道子訳 評論社 2017.8

内反足をもって生まれた11歳(というのもあとから判明するのだけど)の女の子エイダが主人公。足が悪いために母親にうとまれ、憎まれ、「見苦しい足の怪物め!」とひどいことばを毎日浴びせられながら、狭い自宅の一室におしこめられて暮らしてきた。外へ出してもらったことはなく、当然学校にも行っていない。

そんなエイダに転機がおとずれるのは、イギリスとドイツが戦争状態に入った1939年。ロンドンの子どもたちが疎開することになり、鬼母はエイダを人目にさらしたくないからと、小学校にあがったばかりの弟ジェイミーだけを行かせるつもりだったが、エイダは母親が寝ている早朝にジェイミーに助けてもらいながらアパートを脱出。疎開児童の群れにまぎれこむ……。

原題は The War That Saved My Life
もちろん、アパートを飛び出したきっかけは実際に国家間で戦われている戦争だけど、エイダの戦いはそれだけじゃない。ずっと母親に虐待されてきたトラウマとの戦いのほうがはるかに骨がおれるのです。このあたりの描写がほんとうにリアルでつらいんだけど、ではつらいだけの本かというとそんなことはぜんぜんなくて、姉弟をひきとってくれたスーザンが、人との接し方が不器用だけどほんとうにいい人だったり、弟のジェイミーが愛らしかったりして、すごくほっとする。このふたりとのやりとりを中心に、あちらこちらにユーモアがひそんでいて、ときどきくすりと笑ってしまいます。

あと、スーザンの家で出会ったポニーの「バター」との交流もいいのよ。エイダは生来の強靱さと聡明さを発揮して、自己流で乗馬を学ぶのだけど、それだけでは馬の世話はできないから、バターを通じてまた人の輪が広がっていく。

後半、大きなドラマもあります。
母親があまりにもモンスターなので、もしかしたら好き嫌いがわかれるかもしれないけど、わたしはハート直撃でした。

 ☆BUN(WYN-0003)☆

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【4870】【新刊読み物】『わたしがいどんだ戦い 1939年』 BUN 17/10/19(木) 10:12
【4871】Re:【新刊読み物】『わたしがいどんだ戦い 1939年』 まなみ(WYN−1063) 17/10/19(木) 13:55
【4872】Re:【新刊読み物】『わたしがいどんだ戦い 1939年』 BUN 17/10/19(木) 22:41
【4875】Re:【新刊読み物】『わたしがいどんだ戦い 1939年』 Ohsaku 17/10/20(金) 17:53
【4877】Re:【新刊読み物】『わたしがいどんだ戦い 1939年』 BUN 17/10/21(土) 10:15

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