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みなさま
(同じ発言を読書室にも出しています)
こちらも10月の新刊です。
「リタとナントカ」シリーズで絵を描いているオリヴィエ・タレックさんが絵を描いているフランスの作品です。
『水曜日の本屋さん』
"Mercredi a la librairie"
シルヴィ・ネーマン(Sylvie Neeman)文
オリヴィエ・タレック(Olivier Tallec)絵
平岡 敦訳
ISBN 978-4-89572-697-9
本体価格 定価1500円+税
「わたし」が水曜日に本屋さんに行くと、決まってあのおじいさんがきている。おじいさんは、ひじかけいすに座って、分厚い、戦争の本を読み、ときどき、ハンカチで涙をふいている。どうして、その本を読むのかな?
感受性豊かなやさしい少女と、さびしげなおじいさんの、静かな心の交流を描いた心温まる作品。
少女とおじいさんはたくさんの言葉を交わすわけではありません。少女はおじいさんの様子からなにかを感じ、おじいさんの気持ちをくみとって、おじいさんに心を合わせようとします。
長い年月を生きてきたおじいさんは、たくさんの悲しみや苦しみを重ねてきたのでしょうか。暗く沈んだブルー系と、日だまりように暖かな黄色系の色彩が、おじいさんの内面と、それに共鳴する少女の気持ちをあらわしているようです。
舞台となっているのは、街の本屋さんです。本屋さんで、こんな風にゆっくりすわって本を読めるなんて素敵です。
☆メープルストリート紹介ページ
ttp://www.litrans.net/maplestreet/p/mitumura/index.htm
☆光村教育図書HP
ttp://www.mitsumura-kyouiku.co.jp/
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ちゃぴ(WYN-1026)
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