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キジトラさん みなさん
ご報告が遅くなりましたが、今週うちにもすごくすてきな絵本が届きました!
あぐりんこさんが選んでくださった『森のおくから』(レベッカ・ボンド作/もりうちすみこ訳/ゴブリン書房)です。
副題は「むかし、カナダであったほんとうのはなし」。100年前の恐ろしい山火事のとき、ほんとうに起きたおどろくべきできごとを描いています。
アントニオは深い森の湖のほとりにたつホテルに住んでいました。友だちはホテルで働く大人たちです。アントニオが5歳の夏、日照りがつづき山火事が起きました。人びとは湖に逃げ、最後は肩まで水につかって燃えさかる森をぼうぜんと見つめました。そのとき、森の奥から焼け出された動物たちがつぎつぎに湖のほうへ逃げてきました――。
奇跡のような思いがけないできごとに、胸がじーんとなりました。
すばらしい企画を立ててくださったキジトラさん、いろいろ手配をしてくださったみなさん、この絵本を選んでくださったあぐりんこさん、ありがとうございました!
ハイタカ
(作者のレベッカ・ボンドさん、昨年お亡くなりになったんですね。45歳か……若い。子どもの本を10冊遺してくださったそうですが、日本語で読めるのは5冊かな)
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